めたかです。
(分かる人は分かります)
さて、更新できる時に、なるべく更新しましょう。
今、政治の世界では
郵政民営化法案の採決が大詰めって事が
一番の話題のようですね。
(それに対しては、こんな意見もありますが)
ただ、
個人的な意見を言えば、
この問題、私にとっては「どうでも良い」
って感じなんです。
強い賛成でも、強い反対でもない。
民営化した方が良いか、しない方が良いか
良く分からないってのが正直な話です。
ただし、
「なんでも民営化すれば良い」
みたいな風潮には、疑問があるんですよね。
特に、公共性の高い事業については
民営化の是非はともかく
完全に市場に任せて良いものかって事は
思うんですよ。
って事で、今日の紹介記事
・日本人の働き方と少子化
前にも紹介した三田さんのブログ、ですが。
ここで書かれている、
アメリカ・ロスの公共交通の話は
私には衝撃でしたね。
(要するに、車会社が車を売る為に
買収して潰してしまった、という事)
郵便事業というのも
公共性の高い事業だと、思うんですよ。
それが、完全に市場の手に委ねられて、
ホントに大丈夫か、
この事業はどうあるべきなのか、
ちゃんと考えていく必要は、あるだろうなって。
と言いますのは。
ちょっと関係無さそうな話になりますが・・・
最近、雑談していて、
「トラックは危ない」って話になったんですよ。
無茶な運転が多いし、
無茶な積み方してるのも、結構見られる。
何より、事故も多いし、
怖いよね・・・みたいな話で。
でも、
それは「トラック運転手のモラル」って事も
もちろん、あるんでしょうけども
それよりも、トラック運転手の「環境」の問題も
大きいんじゃないかって話で。
1つは
労働時間が長過ぎ、過酷過ぎるって事で。
もう1つ
「ノルマ」みたいなのも酷くって
時間内に着かないと、お金がもらえない
みたいな契約もあるって、ドキュメンタリでやってた
って話とか、
その辺りを改善しないと、どうしようもないよね
って話で・・・
ただね、
それは、確かに「事業者の側の問題」もあるでしょうけど
それだけ競争が過酷だって事も、あるんでしょう。
それで、トラックの運転手から、それだけ「搾取」しないと
競争が出来ないって事も、あるんでしょう。
(そして、その益ってのを
消費者である私たちは受け取ってる、とも言える。
運送費が安いお陰で、安く買えているモノも
いっぱいあるでしょうし・・・)
で、運送業が現実に、こういう市場環境になっている訳で
それを是正しようとすれば
「市場に任せ」ていては、無理でしょう。
やっぱり、行政が何らかの形で「介入」しないと。
それは
「その業界にとって」だけでなく、
交通の安全という事でも
私たちに取って大事な事でしょうって思う。
郵便事業(郵送とか宅配とか・・・)も
「運送業」の一種と言える訳で
それが、どうあるべきかって事は
「交通の安全」という視点からも
考えるべきではないかって思うんですよ。
(これは、
「環境」という問題については
市場に任せては、なかなか解決に向かわない
行政が何らかの「介入」をしないと・・・
というのと、似た問題だと思う。)
郵政民営化を論じる時
こういう視点でも論じる必要があるだろうって
思うんですけどね。
でも、
現実は、「既得権益」絡みの話とか
財務省の思惑とかの話
そっち側の「力学」で決まってしまっている事が
私は不満です。
(つまり、
どっちに賛成とか反対とかの話ではなく
そもそもの「論点設定」に疑義がある
という話です!)
・・・続きを読む