大阪医専の広告ポスター。
このHPにある写真に
「命はチームで守る」というコピーが書いてるんですが
壁がズレちゃってるが為に
「守れてないやん」って事になっちゃってる。
キーパーの位置に点滴付けた患者らしき人を置いたり
とか、
細かな所が凝ってるだけに、
「誤った」メッセージになっちゃってるのが惜しい。
(まぁ、その患者が見えるように壁を動かした
ってのが真相なんでしょうけど、
それじゃぁキッカーも動かせば良かったのに)
「丁寧な仕事をしないとイケナイな」
って思った事でした。
あ、どうも。めたかです。
さて、「濃い」更新の第一弾は
「論理シリーズ」です。
前回の記事について、
もう少し具体例を足しておこうと思います。
(ちょうど良い例もありますし・・・)
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まず、簡単な例から。
・風が吹けば桶屋が儲かる
この話、こういう事って言われています。
風が吹けば、土埃・砂埃が舞い上がる
↓
埃が舞うと、目に埃が入って失明する人が増える
↓
失明する人が増えると琵琶法師が増える
↓
琵琶法師が増えると三味線が売れる
↓
三味線の材料として多くの猫が捉えられる
↓
猫が減るとネズミが増える
↓
ネズミが増えると桶が食われる事が増える
↓
桶の需要が増えて桶屋が儲かる
ま、こういう話だったんですが、
この1つ1つについて、
「ちゃんと論理的に繋がってるか」を
チェックしていきましょう。
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まず
「風が吹けば埃が舞う」という話。
前回の記事に従ってチェックするなら
「埃が舞う場合」の集合が
「風が吹く場合」の集合を含んでいるかどうか?
または、
「風が吹いていて埃が舞わない場合」
が、全くあり得ないのか
をチェックする事に、なります。
これは、一見すると正しそうに思えます。
ですが、
ホントに「風が吹いて埃が舞わない場合」
って、全くないのでしょうか?
それは
「風が吹く」というのが
どの程度の強さの風の事を言うのか?
逆に
「埃が舞う」というのが
どの程度の量の埃が舞っている事を言うのか?
それを、ちゃんと規定しないと
判断できないと、思うんですよ。
だって、
ちょっと弱い風が吹いたくらいで
大して埃なんて舞わないと、思いますから。
ですから
この項目については
「これくらいの風が吹けば、
最低このくらいの量の埃は舞うでしょう」
という事を言うのでないと
正確ではないって事に、なると思います。
次の項目は
「埃が舞うと、目に埃が入って失明する人が増える」
って事ですね。
だけど
ちょっと埃が目に入ったくらいで
失明までする人が、そうそう居るとは思えません。
と言っても
ホントに酷い量の埃が舞ったとすれば
普段の時よりも
「有意に差がある」程度に、
失明する人が増えるかもしれませんね。
(なので、前の項目で
「舞う埃の量」を、ちゃんと決める事は
こちらの議論のためにも必要な事なんですね。)
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さて、
ここまでの「議論」について補足しましょう。
ここでは
「風が吹く」というのが
どの程度の強さの風の事を言うのか?
とか
「埃が舞う」というのが
どの程度の量の埃が舞っている事を言うのか?
とか、
「言葉の定義をちゃんと決める」事を
重視しています。
それは、前にも書いた通り、
「集合」というものは
「何が入るかが明確に決まっていないとイケナイ」
から、なんですね。
「集合に入る/入らないが厳密に決まる」
からこそ
「集合を用いる」事で厳密な論理が進められる
のでしたね。
前に「数量化がなくても厳密な議論は可能」
と主張した際に、
「でも言葉の意味をわざと曖昧にするのは考えられない」
と言った理由が、
今回、説明できたって思います。
そう、
「学問をしてる人」特に「理系な人」が
「言葉の定義」って事にこだわる訳が
今回あげた例で
理解頂けるのではないか、と思います。
#全部はやらなかったんですが
#ご自身でやってみて下さい。
それで、追記部分は
Unforgettable Daysさんに
タイムリーに良いネタがありましたので、
これを材料に考察したいと思います。
###追記