関係ブログをフォローし切れている訳じゃない
んですけども・・・
(なので論点をちゃんと把握し切れていないかも
しれません。)
簡単にまとめると
有名ブロガー・松永氏が元オウムの人で
(しかもオウムの広報をしていた河上イチロー氏だった
という事らしい。
・・・名前くらいは聞いた事はありますけど)
民主党のブロガー懇親会
(これを企画・人選したのがGripBlogの泉さんというブロガー)
に出席していたため、問題になった
という事のようです。
これが「難しい問題だ」というのは
オウムという、社会的に大きな騒動となった
深刻な大量殺人事件を巻き起こした犯罪集団
に関わる事だ、というのは1つあると思います。
でも、それ以外にもこの問題を
「難しい」事にしている原因はあると思う。
それは
異なるレイアーの問題が整理されずに語られている
という事でしょう。
ブログ(ネット)というのは
「言論」という側面と、コミュニティーという側面
2つの側面があると思う。
つまり
自分の考えを発する、という側面と
仲間・同士を作る
(それがネット上だけの仲間だとしても)
という側面が、あると言えるでしょう。
そして
「言論」という側面のみから考察した例は、
例えばScottさんの
『「誰が」ではなく「何を」は匿名擁護論の基本。』
とかガ島さんの
『絵文録ことのは・GripBlogで起きたことへの私見』
ですね。
一方、コミュニティーという側面に光を当てたのが
essaさんの
『アルファブロガーは烏山宛の年賀状を出すか?』
と言う事になります。
(逆に言うと、片方の論点できちんと論じているのが
それぞれ貴重だと思う。
随分と頭の整理になります。)
では、
その2つのレイアーを整理して論ずれば良いか
というと
そう簡単な問題ではなくて
ブログの持つ上記2つの側面は
密接に結びついているのではないか、というのが
私が昔書いた『政治学生の拡声器とマスメディアについて』
だったりする訳です。
(平たく言えば
「あなたとは仲間になる気は毛頭ありませんよ」
って人からの「言論」が、果たして通じるのか
という事ですね。
まぁ、2chのような完全匿名の場なら
それは可能なんでしょうけども・・・)
って事で、難しい問題だなぁ、と思います。
また、理性ではない、感情論という点でも
前にこんな事を書いたように
オウムを忌避する気持ちは分かりますし・・・
という事で、結論はありません。
私自身、ネットから離れていてこの問題を
あまり時間をかけて考えれていない、というのも
あるでしょうが
時間をかけても結論は出ない、気がします。
ただ・・・
この問題の後では
匿名論争や、ブログ論は大きく変わってしまう
のではないか、という感じがしています。
##続きを読む