読んで頂けると有り難いです。
というか・・・
誰か、これ、マンガにしてくれませんか?
スゴく良い「教育マンガ」になると思うんですけど。
著作権なんてケチ臭い事は言わないから・・・
(参考:無限について(シリーズ化、するかも))
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(ものさしを手に)
「やったぁ! この長さ、5センチちょっきりや!」
「5センチちょっきり、気持ち良いぃ〜」
「あぁ、これはちょっきりちゃう〜
4.7センチや。」
「これもちゃう。惜しいな。
7.1センチ・・・」
「けんた君って、ちょっきりになったら
嬉しいんやねー」
「うん。だって、ちょっきりになるって
難しいやん。
なかなかちょっきりにならへんし。」
「ふーん、そうなんだ・・・
でも
4.7センチもちょっきりと違うの?」
「ちょっきりちゃうやろー!
『てん、なな』って半端なのがあるやんか」
「でも
4.7センチのメモリにちょっきり合ってる
って事やん?」
「え・・・(考えもせんかった、そんな事)
いや、確かにそうやけどさー、
でも長い線とは合ってないやーん」
「でも、短い線とぴったし合ったらいいやん。
あかんのぉ」
「あかーん」
「なんで?」
「だって、短い線はいっぱいあるもん。
だから、どれかには合うやん・・・」
「そう?
短い線の方も、ぴったし合う事って
そんなに無いと思うけど・・・」
「・・・(意味が分かってない)」
「けんた君ってぇ、
線にぴったし合ってない時、どうしてる?」
「あっこちゃんアホやなぁ。
線に合わない時なんて、ないもん!」
「よーく見た時に、線と線の間くらいに長さがなる事
ないかなぁ」
「うーん、だいたいどっちかの線には近いと思うけどな。」
「じゃぁ、けんた君は
間に合ったら近い方としてるんやね。」
「そうかなぁ・・・
でも短い線ってキツキツだから、
間になる事なんてないと思うけどな。」
「だけど、
虫眼鏡で拡大して見たら、線きっちりじゃない。」
「そんなぁー!
虫眼鏡は反則だー!」
「あ、先生、
長さを測る時、線と線の間だったら、どうすれば良い?」
「普通は線があるくらいまで分かれば良いから
間の場合は近い方を読めば良いよ」
「でも、もっとちゃんと長さを知りたかったら
どうすれば良いの?」
「あ、それは、ちょっと難しいけど
1つ下の位までは、目分量でだいたい読んでも良いんだよ。」
(2人声を揃えて)
「えー! 線がないのにだいていで読むなんて
ちゃんと長さわかんないじゃーん!」
(うっ! いや指導要領でそんな事書いてただけなのに・・・)
「うん、ちゃんとした長さを知りたいんだったら
その分、細かく線を引くしかないよね。」
「でも、その細かい線にも、もっと拡大して見たら
ちょっきりになってないかもしれないよね?」
「それなら、もっと細かく線を引いて」
「でも、それをもっと拡大すれば、
やっぱり合ってないんじゃないの?」
「いや、それだけやれば、いつか合うだろう?」
「そうかなぁ・・・
それに、いっぱい拡大すれば、今まで合っていた
と思ってた長さも、実はちょっと違っていて
その差が見えてなかっただけ、かもしれないよね。」
「私には、ものさしの線(目盛り)に
ちょっきり合うって事が、奇跡のように思えるやけど・・・」
(続きは・・続きを読む