2006年07月24日

内と外

ゴールデンゴールズの件については
スポーツ館の方で、ちゃんと取り上げないとイケナイ
とは思っています。
(基本的には普段やり取りのある皆さんの
 書いてる事で良いんですけど・・・
 でも「ちょっと違う」という部分もあって。
 それに関係する事の1つが、
 ここに書く事なんです。)

で、この記事では
その事を真正面から考えた事ではなく
それに関連して思った事を、
「社会の見方」という点で一般性があるんじゃないか
と思ったので
こちら本館の方に書く事にします。

それは、タイトルに書いた「内と外」という事。


###
物事には「内向き」の事と「外向き」の事が
あるんだと思います。
それは、今の時代、大抵の事は集団で/組織で行う訳だから。
だから
「内向き」に行う事と
「外向き」に行う事が、あります。

今回のゴールデンゴールズの件で言うなら
選手たちの野球する場はどうするのか、
とか、
関わっている人たちに迷惑をかける、
とか、
ファンを悲しませる、
とか、は、
恐らく欽ちゃんにとっては「内向き」の事だった
んだろうと思う。
一方
被害者にどう謝ろうか、
とか、
世間様にどのように申し開きしよう、
とか、などが、
「外向き」の事になる、んだったんでしょう。
(注)

それで
今の日本においては、この「内と外」は
「外向き」を優先する事が求められています。
もちろん
何でもかんでも「外」を優先すれば良い
という訳ではないです。
例えば「内弁慶」なんて言葉もありますし
バランスが重要なんでしょう、これも。
(そして、今回の欽ちゃんの件も
 そのバランスが偏った例と言える、かもしれません。)

ですが
「内と外では外が優先が基本」という事自体は
私は悪い事ではない、とも思うのです;
そりゃ、そうでしょうって。

例を挙げましょう。
少し前、雪印の不祥事の際に
社長が「寝てないんだ」とキレた事が批判されたのは

「社長が寝ていない」という
「内向きの事」より
「迷惑をかけた消費者にどう説明するのか」
という「外向きの事」の方を
優先すべきではないのか、という事だと思います。
「内優先」で良いというのなら
「社長が寝ていないから今は充分な説明はできない」
という「内向きの事情」を出す事は
別に悪い事じゃないってなるんじゃないかなぁ。


今回の件を考える上で
以上の事は、踏まえる必要があるのではないか
と思っています。
例えば、イトイさん
「今回の欽ちゃんの処置は
 そうしなかったら、こういう流れにならなかった。
 (解散すべき、という流れになったのでは?)」
という指摘をしていますが、
それは確かに、間違っていない、と思いますし。
(でも、それでも私は
 「そうじゃないんだ」と思っているんですが、
 でも、これを踏まえているかどうか、というのは
 実はちょっと大きいのではないか、と思う。)


あ、それから
この「内と外」という考え方は
ゴールデンゴールズ解散の件だけではなく
他にも色々な事に当てはまる一般的な事だ、と
思っているんです。
そう
「基本方針は『外優先』でないとイケナイ」と。
でも
実はなかなか、出来ていない事でもあるんですけど。
(鴻上尚史さんはエッセイで
 「外が2割で内が8割」と書いてましたし。)


(注)
実は、この「外と内の定義」があいまいだ
と思っています。
要するに「ファン」は本当に「内」なのか、という問題。
もっとも(内とした)「ファン」と(外とした)「世間様」
の境界自体があいまいだ、
という事もあるし、その辺が難しい。
この辺りをちゃんと考察した記事を
(時間があれば)スポーツ館に書こう、と思っています。
posted by めたか at 23:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
春先、Jリーグの川崎Fでプレイしていた
茂原岳人という選手が
女性宅への住居進入で逮捕されるという
事件がありました。

当時所属の川崎F、レンタル元の柏の両クラブは
茂原選手との契約を解除、
平たく言えば解雇という形で処分したわけです
(現在はボランティア活動・練習生を経て甲府に入団)。
では、この時川崎Fも柏も解散を発表するべきだったのかと問われれば、
私は否と答えるでしょう。

もちろん茂原選手のしでかした事件について
「外向き」の対処は必要だったし、
それが解雇処分と社長以下役員の減俸処分だったのでしょう。

とは言っても、
茂原一人のために「解散」してしまうほど
安っぽい価値のクラブじゃない。
フロンターレも、レイソルも。
単にファンが沢山いるというだけの次元じゃない。
ジュニアチームを作ることでスポーツ振興に貢献したり、
地元商店街のセールなどの「顔」役を演じたりと、
川崎・柏という土地にとって欠かせない存在になってきている。

今回の欽ちゃん球団の騒動は
そこが問われていると思います。
茨城という土地が
ゴールデンゴールズはどれだけの価値を
見出してくれているのか?
本当に必要としているのだろうか?と。

あるいは欽ちゃんが計算ずくで、
それを地元の人々に問うている気すらしています。

Posted by 佐々木大悟 at 2006年07月27日 04:18
返事遅くなってスミマセン。
(明日から夏休みです)
この佐々木さんの指摘は、スゴく重要なんですよね。
(もっとも、茂原選手の事件とは事件の悪質さが
 全く異なってはいるんですけども。)
選手の不祥事で、チームは責任を問われる
というのはオカシイ事なのだ、という共通認識が
もっとちゃんと広まらないとイケナイんだと思うんですが。

ただ
欽ちゃん球団は、欽ちゃんという「個人」が
前面に出てしまっているチームだけに
より責任に問われやすい、という側面は
あるんだとも思いますけども・・・

でも、だけど、なんですけどね。
Posted by めたか at 2006年08月04日 20:06
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