本当に滅茶滅茶な人でした。
友人という程、仲の良い間柄でもなくて
クラブが同じだったのと
共通の友人が居た事で一緒に帰っていた
それくらいの人だったんですが・・・
私はその子が苦手でした。
だって、本当にハチャメチャというか
トンでもない事ばっかりする人だったから。
彼の奇行の数々は
その友人から随分と聞かされていたけど
ちょっと着いていけないって話ばかりでした。
(ここには書けないですね。
潔癖なネット市民には信じられない
事だと思うから。)
私と居る時も、
とにかく乱暴な事ばかりしていた記憶があります。
田んぼでカエルを捕まえては殺したり
畑に入って、木の棒を振り回し
栽培しているタマネギをなぎ倒して回ったり。
ただ
単純に殺すのではなく
なんっちゅうんですかね・・・
面白い殺し方をするんです。
(説明が難しいんですが・・・)
だから
酷いとか止めろよとかは思うんですけど
その場で見ると思わず笑っちゃう、という。
(だから、先の友人に聞いた奇行も
ネタとしては面白かったりする・・・)
そういう友人でした。
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今振り返っても、
そのA君は、無茶苦茶なヤツだったと思う。
いくら「しょうがない中学男」だとしても
限度っていうものを越えていた、と思う。
でも
私自身に取っては、
そういう子と付き合っていた事自体は
良い事だったんじゃないか、と思うんです。
色々な意味で。
たとえば
私自身、それまでカエルを捕まえたり、とか
やった事なかったので
カエルが「背骨のある脊椎動物なんだ」って事
その時、始めて「実際に知った」し。
(ちなみに私はカエルを殺していませんよ、
念のため。)
A君と遊ぶ事で
色々な経験は、出来たと思う。
善悪という点で言うなら
A君は、間違いなく「悪い子」でしたよ。
だけど・・・
良い子、良い人だけと付き合っていく事が
果たして「良い事」なんでしょうか?
ラベル:生命倫理
このエントリのタイトルの「トリックスター」にちょっと興味を覚えました。ある神話学者(名前がどうしても出てこないのですが)によると、神話に現れる「トリックスター」のキャラクター類型とは、2つの世界を行き来することのできるキャラクターなのだそうです。普通の人は行き来することの出来ない2つの世界を行き来して、人々が思いもつかないとっぴな行動で、英雄となっていくのだそうです。
めたかさんの友人A君は、めたかさんにとって、どんな2つの世界を行き来する人だったのか、興味を覚えました。
猫の話題に関する生命倫理のエントリとともに、興味深く読ませていただきました。
少し前の「休み」はホントに純粋に仕事が忙しすぎたから
でしたので
「ブログ疲れ」とかじゃなかったので
少し余裕が出てきたら書こうとは思っていました。
(ただ、間が空いちゃうと書くのがおっくうになっちゃいますね・・・)
タイトルの「トリックスター」は
私的には「自分とは相容れない価値観を感じさせてくれる存在」
という意味でつけたつもりです。
あんまし、トリックスターとかの教養はないんですけども。
(Wikipediaに書いてる事くらいで・・・)
生命倫理は、まだまだ続く予定です。
(今日はちょっと、お休みですが。)