何度も何度も予告していた
「生命倫理について何かやります」って事を
始めようと思います。
取り上げるのは、治験。医薬品の臨床試験の事です。
(って、何の事だかさっぱり分からない方は
たくさんおられるでしょう。
実際のエントリを楽しみにお待ち下さい^^)
これを取り上げようと思ったのは、
2年前のほぼ日でさせて頂いた「生命倫理の話」で
最後に、問いかけって意味で、質問事項を並べたんですね。
ちょっとしたアンケートって感じだったんですが、
例え答えて頂かなくても、考えて頂くだけでも意味がある
そういうつもりで出した「問いかけ」だったんです。
で、
これに沢山の方々が答えて下さったんですが、
その答えを読んでいて、1つ気になった事が
「治験って事が、ちゃんと理解されていないなぁ」
って事なんです。
これは、こういう質問をした手前
ちゃんと説明する責任があるなぁって思って、
「治験」を説明するなら、
どうやってしようかって考えてみると、
これを説明する事で、生命倫理の基本的な部分が
ある程度、説明できる事になるって気がついたんです。
と言う事で、
話としては「治験」について、になりますが、
他の生命倫理についても応用できるような「基本的な考え方」
を説明したいと思っていますので、
どうか皆様、付き合って下さい。
とりあえず、予定としては全6回で、各回は
1.インフォームドコンセントについて
2.薬というもの
3.治験のシステムについて
4.ブラシーボ効果と二重盲験試験
5.治験の倫理問題
6.治験の空洞化について
本当なら、ここに「情報について」
(情報公開と個人情報保護)も取り上げるべきなんですが、
私自身がその辺に付いて不勉強で、良く分かっていませんので
ここでは取り上げません。
ただ、そういう問題もあるって事のみ
ここに挙げておこうと思います。
(そうすれば、誰か詳しい人が
解説して下さるかもしれませんから・・・)
それで、
結構、重たい文章が続くので、
矢継ぎ早にどんどん出すのではなく、
「小出し」にしていこうと思います。
・・・頂いた反応から、
また別の事が生まれるかもしれませんし、
とにかく、読んで頂く方々に、色々と考えて欲しいな
というのが一番の目的ですので・・・・・・
第1回は、早い方が良いですね。
実は、第1回の文章だけ、もう既に書けているんですよ。
なので、
明日にでもアップしようと思います。