2005年06月02日

『棲み分け』が大事(ネット言論の多様性を保つために)

「人を信用させるホルモン」ってニュースが
「人を信用させるホリエモン」って見えて
あぁ、私、疲れているなって気がつく毎日、
いかがお過ごしでしょうか。めたかです。
(あ、ホルモンのニュースは、話半分に聞いた方が
 良いような気がしますね。
 ちょっと、該当する論文を
 時間があればざっと見てみようかなって思いますが、
 こういうのって、データの取り方で
 ひっくり返ったりしますし・・・)


で、
お休みしている間に話題になっていた
匿名性の話について、
ちょっと書いてみようと思うんですが。
でも、シーサー重くって、
いつもはブラウザでブログに直接、ちょこちょこ書きながら
アップしていくんですが、
昨日は途中で書くの、諦めてしまいました。
今は、エディターで文章を書いていますけど・・・
なんか、ブログが重いと書く気がなくなりますよね。

そう言わずに、始めましょう。


まず、
私の「前提的な価値観」を先に述べておきましょう。
それは「多様性こそ重要」というモノです。
よって、
どうやって多様な言論空間というのを保つか、
というのが、私の発想の根っこになります。
少なくとも私は、そういう視点で論を進めようと
思っています。


###
匿名性の議論で、
2ちゃんねるの意義を指摘しておこうと思っていたら、
先に、書いている方おられましたね。

名無しのメリット - 2chという場

そうそう、私も「2ちゃんねる研究」を読んでいて
なるほどなぁって思っていました。
2ちゃんねるという場の有用性について
良く説明している文章だと、思います。

詳しくはリンク先を読んで頂きたいと思いますが、
ここでも簡単にポイントを挙げておきましょう。
・匿名によって、誰だかわからない事によって
 感情的な後腐れがない(ので、気にせずに議論できる)
・罵倒のホワイトノイズ化
この2点が重要なんでしょうねー。

それで、
私が思っているのは、
2ちゃんねるという特徴的な場によって、
初めて出て来るようになった「言葉」というのが
あると思うんです。
2ちゃんねるというのは、
そういう意味で「意義あるもの」って私は思うんです。

固定ハンドルを用いたやり取りの意味について説いた
松岡さんの労作
これはこれで、重要な指摘だって思うんですが、
でも、これに乗っかって言うなら
「世間体によって抑止されてしまう『意味ある言葉』も
 あるのではないか」
って事なんですね。
それが、吐き出される場を得たというのは
意味ある事じゃないかって、思うんです。


でも、
2ちゃんねるのような場でないと
出てこない「言葉」というのは、
確かにあると思う。
だけど、同時に
2ちゃんねるのような場によって、
抑圧されて出てこなくなってしまう
「言葉」というのも
確実にあるって、私は思うんです。


具体的に言うと、
ああいうのに引いてしまう人って、
あそこでは発言できませんよね。
でも、
「あそこを耐えられないような神経の人間には
 発言の権利はない」
と言う訳では、ありませんよね?
「2chのような場は居心地が悪い」という人にも
発言できる場所って、担保されるべきだって思う。

だからこそ、
大事なのは棲み分け」じゃないかって
私は思うんですね。

色々な「発言の場」ってのが、あって良いと思うんです。
多様な「発言の場」というのが
保たれている事が、大事なんじゃないかって。
だって、
人によって「発言しやすい場」ってのは
異なっていると思いますから。


少し脱線しますが。
(実はそんなに脱線じゃないんですけどね・・・)
私が「コメントスクラム」とか「ブログ炎上」について
「炎上しても仕方がなかった」のような言説に批判的なのは
頓珍漢な事を言ってしまった人にだって
「発言の場」というのは与えられるべきだって
思っているから、なんです。
いくら「間違った事を言った」としても
「間違った対応をしてしまった」としても
それで、発言の場を奪われる必要はないでしょう。
いや、
「反対意見」を言うのは自由ですよ、
でも、別に「そこ」でないとイケナイ訳でもないでしょう。
「そこ」に書いても良いにしても
ブログ主が耐えられなくなって閉鎖してしまう程まで
「そこ」に書く必要は、ないでしょう。
他にも「発言の場」はあるハズですし・・・
でも、ブログ主にとっては
「自分のブログを閉鎖させられる」というのは
著しく「発言を抑えられる」と感じるでしょう。


匿名には、匿名の「意義」ってのは
確かにあると思います。
でも、
「匿名」の許容される場と、許容されない場ってのが
両方あって良いと思うんですね。

そして、
そこをどういう場にするか、は、
そこを管理している人が、自由に決めて良いって
私は思う。

前にも書いたんですが、
ブログとかホームページ、掲示板は
お店に喩えられるって思うんですね。
そこは確かに「公共の場」ではありますけど、
でも、「どういうお店」にするか、は
オーナーの自由だって話で。
「一見さんお断り」の店にしたって良いし
「常連客向けの店」でもオーケー
一方、観光客向けとか、スーパーみたいな
どんな人でも入ってくるようなお店にしたいってのも
それは、そのお店をやってる人が、決める話でしょう。

もちろん、
そこは「公共の場」でもありますから、
お店に苦情を言う事は、アリだと思います。
でも、
お店の経営方針に口を挟むまでの権利は、ないでしょう。

だから、
そのブログ主さんが「匿名は禁止」って言うなら、
それは尊重されるべきだと思う。
匿名で発言したいって人は
そういう方針の場で発言すれば良いし、
匿名でない、実名や固定ハンドルで
罵倒が抑制された場」で発言したい人は
そういう場で発言すれば良い。

そう、思うんですよね。


って事で、改めてこのブログの運営方針と追記を・・・>

この部分は、後で書きます。
posted by めたか at 22:36| Comment(2) | TrackBack(0) | インターネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。

そうか!
2ちゃんねるの登場以来、固定ハンドルは匿名のうちに入らなくなっていたのですね。

実名でなくてもペンネームでの発言は匿名と言いませんが、固定ハンドルはプロやセミプロが使うペンネームと今や同じ扱いなのですね。

したがって「匿名掲示板」といえば固有の固定ハンドルを使わなくても(使っても)参加できる掲示板であり、それゆえの特性が出てくる、と。

なんだか人と会話がかみ合わないことがあると思ったら、その認識が違うことがあるのかあ。

というわけで、これからは会話がスムーズにできそうです!?
Posted by yunishim at 2005年07月21日 20:06
コメントありがとうございます。

>固定ハンドルは匿名のうちに入らなくなっていた

というか、
匿名にも「段階がある」という考え方ではないか
と思うのです。
実名、固定ハンドル、捨てハンドル、名無し・・・
それぞれによって、
色々な考察があるって事だと、思うんですよね。
なので
「匿名」と言う時に、何を指しているか、を
ちゃんと確かめる必要は、あると思います。
Posted by めたか at 2005年07月22日 00:13
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