2004年06月23日

essaさんへの、とりあえずの答え

こんにちは。
今週の「笑金」の予告を見て思った事
「カンニングって、マニックストリートプリチャーズみたい」
めたかです。

「圏外からのひとこと」の
この記事で、
宿題を出されまして、
まあ、簡単に答えておこうって思いました。
だけど、
「簡単に答える」っての、結構難しいなって。

というのは、
「自分の立ち位置って、どうなの?」ってのが、
明確じゃなかったなってのが、
これに答えようって思って考えた時に分かりまして。
そう、
実は私、essaさんに「強い問いかけ」って、
やっていないんですねー。
あえて言えばコレくらいで。
(でも、この記事は半端で終わっているし。)
なんで、「対立点」が明確じゃなかったって。

自分としては、
「議論がどんどん、メタの方にそれていくぞ」
「だけど、そのメタの議論自体が面白いよな」
ってなって、前回のessaさんの「釣り」に
釣られてみたんですけど。
(で、釣られて後悔したんですけど、
 どうやら骨は拾って頂けるようですので、
 このまま釣られていくつもりでいます。)

それで、
その私の立ち位置って、なかなかに微妙だなぁって。
というのは、
essaさんの「宿題」に単に答えてしまうと、
逆に「違い」って、ほとんどないように見えてしまう。
それじゃぁ、何をめたかは騒いでいたんだ?
って事になる、でしょう?

まぁ、モノは試し、一言二言で答えてみましょう。
essaさんの「宿題」を引用します。

Q1:人文系と社会科学の見取図
   対象領域で分けるか方法論で分けるか
   社会科学の方法論は
   「モダンな科学的アプローチ」に集約されつつあるか
Q2:集団的意思決定プロセスに有用な知は?
Q3:自然科学の方法論とはどのようなものか?
Q4:「モダンな科学」における蓋然性の処理

で、とりあえず簡単に質問の回答を
説明を足さずに一言二言で言ってみます。

Q1の回答
→よく分からない。
考えてる事は、ない訳ではないですが、
半端な知識で変な事を言うのは専門の方に失礼かなって事で、
その辺については気を使ってきた、と思います。
(なんで、私はこの辺については何も言っていない、ハズ。)

Q2の回答
→人文科学、どころか、
 学問サイドでない人の「なんか怖い」くらいの感情論だって、
 除外すべきではない、と考えています。
ただし、「役立つ知」ってなると、
それを「議論のテーブル」に乗せる方法論が必要じゃないか・・・
って事を言い出すと長くなる(笑)

Q3の回答
→大枠としては、それで良いって思うんですが、
 でも、付け加えたい事が・・・
(って書くと長くなる、
 簡単に言うと「それが自然科学の全てではない」
 ってのと、「公理系には階層があるんじゃないか」
 まあ、説明します、コレは。)

Q4の回答
→これは良いと思います。
だけど、「評価」の部分はそんな簡単ではないんでは?
ってのがあります。


###
私の立ち位置としましては、
自然科学とか「モダンな科学」こそメイン、
みたいな考えではないんですよ。
だけど、
そうは言っても私自身は、
自然科学的な発想や考え方が
骨の髄まで染み込んでいる人間なんで、
他の色々な事を考えるにしても、
どうしても自然科学的な考え方のアナロジーで
考えてしまうんですね。
だからこそ、
「他の方法論があるなら教えて頂きたい」
って思っているくらいで。
(あ、多少は知っていますけど、
 自然科学的な考え方以上に「使える」ものじゃないんで)

でも、
逆に「自然科学的な考え方」が、
色々な議論を進めて行く上で、
最も効果的なんじゃないかって、
そう思っている自分もいます。
いや、他の方法論とかでも、
「効果的な部分」ってのは
「自然科学的な考え方」に共通の部分が多いんじゃないかな。
そんな気がしています。
自分としては、自然科学的な考え方の「どの部分」が、
その「共通な部分」なのか、
「他でも使える効果的な手法」にあたるのか、
それが知りたいなって思いますし。
(私はホームページやブログで
 色々な「考え方の手法」を解説したりしてるのは、
 「私の持ってるノウハウなら説明します、
  なんで、それ以外のノウハウがあれば教えて下さい」
 って気持ちなんです。)
それで
netwindさんの尻馬に乗って、
自分の自然科学的な考え方の効果ってのをぶつけてみようかって。
それで
「自然科学的な考え方」以外の考えが身に付けばラッキーだし、
「自然科学的な考え方」が結構使えそうだと分かれば、
それはそれでもうけものだし・・・

こう書いて整理していくと、
私の立ち位置って、卑怯ですね(苦笑)


とにかく、
essaさんの「宿題」に、
もう少しちゃんと答える事にします。
まずは、自分に取って答えやすいQ3, Q4から、
その後に、Q2についても余裕があれば、
あと、
議論の流れを時系列で振り返って、
「そもそもの論点は何だったのか?
 私は何に疑問を持っていたか?」
を見直してみたいと思います。

って感じで、少しずつ始めますね。
まあ、ゆっくりやります。
他にも書きたいエントリーがいっぱい溜まっているし。
posted by めたか at 12:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 学問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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社会を対象にした、モダンな科学に基づいた学問を、「社会科学」と呼ぶ。
Excerpt: essaさんのまとめ方は、とても丁寧で非常に分かりやすいものだと思う。めたかさんが、すでに essaさんへの、とりあえずの答え をすでに書かれているが、Q3、Q...
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Tracked: 2004-06-24 20:49
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