このページの狙い
関西アレ野球コラムの1リーグ12チーム制ではだめですか?
のコメント欄に、こんな事を書いたんです。
>「合併やむなし、けど1リーグには反対」という風潮に異を唱えるには、
>1リーグ反対を否定するのではなく、
>合併やむなしを否定する必要があると思うんですよ。
>だけど、
>そっちの方を語る人が、あまりに少ないようにも思う。
>今必要なのは、
>「合併やむなし」と思ってる人たちに
>「いや、合併を認めたらやっぱりダメだ」と
>思わせるような文章じゃないのかなって思う。
つまり
「日本一わかりやすい「プロ野球1リーグ案がダメな理由」」に反論するより、
「日本一わかりやすい「球団合併がダメな理由」を書くほうが、
必要じゃないのかって、思ったんですね。
で、
そう思うのなら、自分で書こうって思いました。
私はさすがに「日本一」って付ける度胸はありませんので、
タイトルは「わかりやすい「球団合併がダメな理由」で。
(もっとわかりやすく書ける人は
「日本一・・・」を書いてください。)
野球は究極のチームスポーツである
野球が好きというと、
一番初めに聞かれる質問って、何だと思いますか?
「どこのファンですか?」だと思うんです。
つまり、
野球のファン、特にプロ野球のファンなら、
たいていはどこかの球団・チームのファンだと見なされるし、
実際にそうである場合が多いと思うんです。
チームスポーツなら、チームを単位に考える事は普通の事ですが、
でも、他のチームスポーツですぐにこういう質問が出る訳じゃないでしょう。
それだけ、
野球ってチームが基本単位だって事が
社会に浸透している事を表していると思うんです。
プロ野球のファンというのは、
球団、チームを基本に考えられるものなんです。
それだけに、
そのチームが消滅するというのは、
ファンにとって一番辛い事なんです。
もちろん、そのチームの選手やスタッフにとっても一番辛いでしょうが。
つまり、
球団を削減する、という「改革案」は、
ファンやチーム関係者に、大きな悲しみを強いるものである訳で、
最終手段として考えるべきものだと思う。
もし、あなたがどこかのチームの熱心なファンならば、
想像してもらいたい。
そのチームが、他所のチームと合併して消滅する事になったら・・・
それがどれだけ辛いか、分かっているから、
熱心なファンはみんな
「球団合併に反対」と言っているんです。
(特に合併が他人事じゃないパの他球団のファンは、
熱心に言っています。)
また、
チーム数削減には、
・野球の就職口が減少し、
子供たちに野球をする動機を減らしてしまう
・ファンになる「窓口」が減る
という問題点もあると思います。
前者は、結果、野球の競技人口の減少に繋がります。
競技人口の減少が一番の問題という意見もあるくらいで、
それは結局、野球の衰退に結びつくだろうと予想されます。
後者も、
野球が「チーム単位でファンになるもの」だから、
その数が減る事で、チャンネルも減る事でしょう。
(また、表舞台に出る選手が減る事で、
選手に憧れるファンも減る事でしょう。
チームでゲームに出れる選手は限られてる訳ですから)
という事ですので、
チーム数削減だけは、容認する事ができません。
1リーグ化とか、他に色々な「球界改革案」が提示されていて、
それぞれに議論すべき対象だと思う。
ですが、
球団削減は、最終手段とすべきもので、
他に手を尽くして手段がなくなってしまった時に、
初めて検討されるべきものだと考えます。
ですから、
サラリーキャップ制とかドラフト改革など、
様々な改革が実際に実施されてもいない現状では、
絶対に認める訳にはいかないのです!