毎日の記事が最も詳しいようです。
(毎日のHPには見つからず・・・)
<ノーベル化学賞>イスラエルと米国の3教授に授与
これ、完全に「医学・生理学賞」のネタですよ。
最近の化学賞は、
3年に1度くらいは生物関係のネタなんですが、
それでも、ちっとは化学的なトピックスを選んでいたんですよねー。
でも、
これは完全に生物。
(まぁ、生化学と考えれば化学だけど)
医学・生理学賞の嗅覚の話の方は、
少し勉強しないと解説は書けないんですが、
こっちだったら、その必要はないですわ。
まあ、
医学・生理学賞の準備ができたら、
こっちも併せて解説しましょう。
(でも、毎日の記事は良くできてるから、
特に必要もないかも、ですけど・・・)
今ノーベル賞になる理由もあるのでしょうか?
基本的に、ノーベル賞って、かなり古い、
もう評価の定まった研究成果に出るみたいなんですよ。
10年以内の新しい研究には、生物関係では最近では出てないハズですし。
で、
生物には、こういう「ノーベル賞級」って研究成果が、
糞詰まりのように溜まってしまっていて、
どれにあげれば良いか分からないって状態になってるのね。
そういう背景だけは、説明しておきましょう。
あとは、まあ、
記事にした時に説明させて下さい、ネタがなくなる(笑)
ただ、
1つ言えるのは、
その研究の、「現在の意味」と言うより、
そこから派生した研究の、その後の発展の方が、
「ノーベル賞の選択」には大きいみたいですね。
ユビキチン・システムって、
そういう意味で、ここ10年ほどのホットな領域になってきてる
ってのが、あるんだと思う。
(でも、私も
「今頃、ユビキチンなんだ」と思ったけど・・・)
今が旬の研究が受賞しないと盛り上がりませんね、私は。
まあ、何を持って「旬」とするかって問題もあるとは思うけど・・・
ただ、
権威ある賞って、やっぱり、流行から落ち着いて、
ある程度確立した成果に、でないと
あげる事はできない訳で、
そんな事を言ってると、賞レースそのものが成り立たないってなると思う。
流行歌じゃぁ、ないんですし・・・
それに、
「旬を過ぎた」とは言え、その後の研究の潮流に
大きな影響を与えた研究である事が
間違いはない訳で、
なんで、こういう解説を通じて
「今、科学の世界がどういう方向に向いているのか(つまり「潮流」だ)」
を知る事は、
それなりに面白い事なハズだと思うんですけど・・・
2年前に解説した、田中さんの研究についても、
田中さんの研究自体は、別にすでに旬でもなんでもなかったんだけど、
それが「今のバイオ研究の潮流に与えた影響」ってトコが
面白かったはずでしょ?