家に帰って来て、ネットを付けると
結果を知ってしまいかねないって思って、
そのままビデオに直行。
で、感想ですが。
(当然ながら、結果のネタバレはあります。)
日大の順当勝ちだったんですが、
駒沢、中央に収穫の多いレースだったと言うべきでしょう。
出雲は、絶対的エースが一人居れば
ある程度はなんとかなってしまうレースで、
「助っ人」で勝ったってだけですもんね。
(サイモンに追いつかれた時に映った
駒沢・大八木監督の笑い顔が全てを物語っているでしょう。)
駒沢は、だいたい狙い通りのレースができたって
言うべきでしょう。
これでアンカーで逆転されたのなら、
もうしょうがないって感じで。
あえて誤算を探せば、
1区田中が入れ込み過ぎて最後おいていかれた事
(でも、最後粘ってさほど離されなかったので、
最低限の仕事はできたって感じで)
5区大坪が詰められた事
(でも、大坪は駅伝デビュー戦、多少はしょうがない)
だけど、田中の誤算分は、
2区、ルーキー鈴木が十二分に補ったし、
3区でトップに立ち、4区で引き離す、と、
「勝つにはこうするしかない」ってレースをちゃんとした
ってのは、自信になった事でしょう。
(日大が粘って、それほど離させてくれなかった、
って言うべきでしょう。)
特に、ルーキー鈴木は満点デビュー。
今年の1年は楽しみな選手が多いって話ですが、
それを証明しましたね。
中央も、期待以上のレースでしょう。
スーパールーキー上野が、
怪我あけを思えばまずますのデビュー、
その後、2、3区とずるずると遅れたものの、
4区、5区が予想以上に健闘しました。
そして何より、高橋がトラックシーズンの成長を、
ちゃんとロードにも繋げて、
他校以上のエースとして力を見せたのは大きい!
サイモンにもそれほど劣らない力を見せたってのは、スゴい。
全体としての底上げも進んでいるようですし、
今年は楽しみなんじゃないでしょうか。
あと、東海も、
エース中井、スーパールーキー伊達がいない中、
ずっとトップ争いに絡みながらの4位。
相変わらずの層の厚さを見せつけましたね。
両エースの復帰はいつになるか分からないですが、
復帰すると、駒沢以上の選手層かもしれないですね。
順天堂は、期待して3区に送り出した長谷川が全て。
でも、後は期待以上の走りで3つ区間賞、と、
今年の台風の目である事を示しましたね。
ここは、駅伝の戦い方を熟知したチームなので、
全日本以降の戦いは楽しみでしょう。
一方、
日体大は、保科・鷲見の両エースがやや期待はずれ。
期待のルーキー北村も最後バテたようです。
ただ、ここは主力級をかなり外していて、
「チーム内の競争は激化している」そうなので、
層は厚くなってるのでしょう。
でも、レースでの「詰めの甘さ」は気になる所。
優勝した日大ですが、
結局「サイモン頼み」で優勝したと言われても
仕方ないレース。
全員が「とにかく大きく離されないように」
というレース姿勢だったかなって。
(向かい風の中、一度も前に出なかった下重の姿勢は、
その象徴だったなって。)
距離が短く、しかも
アンカーが絶対的な選手だからできるレースで、
「強い」とは感じさせなかったですね。
真価を問われるのは全日本でしょう。
ただ、
「離したかった」他校を離させなかったのは事実。
「強さ」はなかったものの、「しぶとさ」は感じました。
あと、
やっぱりサイモンは、ちょっとモノが違う。
全日本も、1分くらいなら軽くひっくり返しそうです。
って事で、
全日本、箱根の展望を書きます。
やっぱり、駒沢が中心で、東海が対抗と見ます。
東海は、伊達、中井の回復次第ですが。
それに、日大、中央、順天堂と日体大が絡む、という。
大東文化も、主力は相変わらず安定してるので、
予選会を見て判断って所ですね。
あ、亜細亜はやっぱり、分かりません(笑)