「なぜ「粗食」が体にいいのか」って本なんです。
私自身、健康のため(あと花粉症対策)に
3年半くらい前から粗食を実践していたので、
ちょっと読んでみようって。
でも、
こういう本って、一歩間違うと「トンデモ本」だったりするので、
気をつけないとなって。
だから、
慎重に読んでいったんですが・・・
最終章を除いては、まあ
バランスの取れた本なんじゃないかって思います。
(最終章は「生命場」とか、かなりトンデモ入っています)
良い点は、
「原理主義的じゃない事」かな。
なんか
「こうじゃないとダメ」ってのじゃなくて、
「一番大事なのは、気持ちよくできること、
そして、続けれる事だから」
って感じで、
あまり細かな事を言わないって感じなのが、
良いなって。
で、
この本で、一番良いと思った部分は、
「お皿でなくてお盆のことを考える」のが食生活の基本
って言ってる事ですね。
つまり
「ここの食品を、あれが良い、これが良いと言うのは
意味が無い。
食生活全体で考えないといけない」
って事。
よく「ココアが良い」とか「赤ワインが良い」とか言うのは
意味ないよって事ですね。
私は良く
「赤ワインが良いって言うけど、
本当に効果があるってほどまで飲んだら、
先にアル中になるんじゃない?」
なんてからかっていたんですが。
実は、
これは、現在の学問でも、色々な所で課題となっている事なんですよ。
科学って、割と細かな事を分析的に見るってのが
中心的な手法なんですが、
それは、
「全体は部分の総和である」って事から、
部分をきちんと調べようって考えで。
でも、
「全体は部分の総和」って簡単に言えない場合が
数多く出てきてしまってるんです。
生命なんて、その一番の例じゃないかって思われていて。
「複雑系」とかが流行ってるのは、
その辺の事情だったりするんですよ。
「全体をトータルで観る視点の必要性」
ってのが、
これから、色々な所で課題となっていくんじゃないか
そう思っています。
###
小島さんの
「エコ」から脱皮していただきたい
を読んで思ったのは、
この事なんですね。
つまり、環境でも
「部分ではなく全体をトータルに観る視点が必要じゃないかな」
って。
で、
環境問題については、
「生態学(エコロジー)」は、ある程度なら、
そういう視点を提供できるんですよねー。
なんで、
また気が向けば、生態学(エコロジー)のそういう視点も、
ここで紹介してみましょう。
それほど難しい話でも、ないですから。
(問題は、いつ、気が向くかって事・・・)
参考までに、環境問題の昔の記事を。
・環境問題の新しいキャッチフレーズ!
あと、関係ないけどメモ。
・ネットはTVも殺すのか
TBありがとうございました。
>参考までに、環境問題の昔の記事を。
こちらも拝見しました。
現状では、「環境問題」と世間では言われていますが、確固たる定義が無いような気がします。
もともとは、日本の経済成長期に悪い意味で「環境問題」という言葉が出現したと認識しています。
こういった意味では、科学が解決できることは、無尽蔵にあると思います。
ただ、何もめたかさんの姿勢を非難する意味ではありませんが、科学では解決できないかもしれない「環境問題」。
これを何とか微力ながら私は少しずつ成し遂げたいと思っています。
換言すれば、科学の分野だけでなく人間のあらゆる頭脳を持ってして、解決すべきものなのかなとも思っています。
環境問題の定義って、環境省ではどう扱ってるんでしょう。
ホームページをちょっと見てみましたが、
書いていないようです。
やっぱり、「確固たる定義はない」んでしょうかねー。
私も、日本では「悪い意味」で環境問題って言葉が出てきたって思っています。
ぶっちゃけて言ってしまえば
「公害問題」をごまかすために、出てきたんじゃないかって。
実際、環境問題として扱われている問題には、
公害と考えれるようなものが多く含まれています。
その「責任追及」を誤摩化すって意味が、あったんじゃないでしょうか。
もちろん、
「科学」だけでは、解決できないと私も思います。
色々な知恵を合わせて、解決していかないといけない問題なんでしょうね。