2004年11月20日

人の役に立ちたいんだ

モー娘の新曲?
「涙止まらないわ♪」っての、良い曲やねー。
めたかです。

先日も紹介した
小島さんの「新潟中越地震、ある被災者の方の声
色々と考えさせられたんですが、
特に心に残ったのが

2)心のケアと難しさ、そして村の復興へ向けて

の部分です。

心のケアって事の難しさってのもありますけど、
なんていうのかなぁ・・・
誤解を恐れずに書けば
「変な同情を振り回されるのは、鬱陶しいんだろうなぁ」
って事でしょうか。
スゴく嫌な言い方になっちゃうんですけど、
「困った時はお互い様」くらいの気持ちなら良いんですが、
そうじゃなく、
勝手に「上下関係」の下に貶められちゃうって感じると
辛いなぁって・・・

いや、
このメールを書かれた方は、
そういう事を伝えようって事じゃないと思うんですけど、
私が勝手に思ったのが、ね。

そんな時に
ほぼ日で「ハラマキのアンケート」ってのがありまして、
実は、このハラマキって、新潟で作られていたんですね。
ほぼ日独特の、薄くて暖かいハラマキを支える技術は、
この新潟の人たちによって支えられていた、という。
新潟の地震によって、
この方々も被害を被ってしまったのですが、
それでも
「ハラマキを楽しみにしている人の為に、
 なんとか体制を整える為、頑張ってる」
って話で・・・

それでね、
私、思ったのは
「こういう事の積み重ねこそが、
 新潟の復興に大きな力になる」
んじゃないかなって事なんです。
もちろん、
被害に遭われた方々への「物理的な支援」が必要なのは
言うまでもない事ですが・・・

でも、
自分たちを待ってる人たちが居る
自分たちを必要とする人たちが居るって事は、
その人にとって、力になるし、より頑張れるって部分
あると思うんです。
だから、
新潟の人たちが「必要とされていたもの」が、
少しでも早く復活できるように
って部分に、特に力を入れて手伝ってあげるのが、
新潟の復興の近道になるんじゃないかって。

そんな事を、思いました。
それ以上の具体的な事については、
私、知らない事が多いので、
何か情報を持っている方が、
引き継いで考えて頂ければ嬉しいです。


ニート/引きこもりについて



少し古いエントリですが、
紹介したいと思っていたものです。

ひきこもりって甘えなの?

ニートというのが、社会問題化しています。
そういう人たちに対して「甘えてる」みたいな言説が多くって、
そう言いたくなる気持ちは、分からなくはないけど、
なんか「イヤだなー」って、思っていました。

それだけに、
この方の視点の「優しさ」は、
なんか嬉しかったんです。
(実はその後の展開には首肯できない部分も
 ちょこちょこあったりはするんですが・・・
 でも、出発点は間違ってないと思いました。)

ニートとか引きこもりとかに限らず、
鬱だとか、色々な『精神的なトラブル」の話を聞くと、
いつも思わされるのは
「自分だって、紙一重だよなぁ。
 なってもおかしくないなぁ」
って事です。
特に、自分の十代に時は、本当に悩みまくっていて
どうにかなってしまいそうだった。
だから、
自分がそうならなかったのは
というか、自分が今んトコ、そうなってないのは
偶然というか、奇跡かもしんないなって。

ただ、
10代の頃よりは、
自分が少し、楽になったなって事は一つあって、
それは
「こんな自分だって、人の役に立つ事はできるんだな」
って思えた事なんです。


これは、小野田寛郎さんだったか、
日野原重明さんだったか、
ひょっとしたら吉本隆明さんかもしんないんですが(苦笑)
子供のとき、おじいさん子で、
おじいさんが散歩に行く時に、
もう老人なんで一人で歩くのが危ないんですが、
それを子供の自分が助けてあげていた、
その時の「役に立っていた」「頼りにされていた」
という事が、自分の支えになったんだ
って話を、聞いた事があります。
そういう事なのかなって、思うんです。

やっぱりね、
人間って、人の役に立ちたいんだって思うんです。
どんな人にだって、
どっかにそんな気持ちはあるはずで、
それがないと、やってけないって思う。
そして、
誰かの役に立ってるって事が、
もの凄く、その人を支えるものだって、思うんです。

だからね、
本気で、ニートや引きこもりの人を
「立ち直らせたい」って思うのなら、
強制的に何かをさせろって発想ではなく、
その人が
「何か人の役にたった」ってなるように、
そういう事ができるように、手伝うというか、力を注ぐって、
そういう発想の方が、良いと私は思う。
それは、
自分がそうだったから。
精神的なバランスを崩してしまう前に、
そう感じて、自分を肯定できたから、
今、こうしていられるんだろうなって・・・

前に「一番美しい言葉」って記事を書いた時に、
書いてた「この言葉に寄せて書きたい事」
って、
実は、この記事に書いてきた事だったんです。
「あなたが必要だ」

「人の役に立ちたい」
ね、繋がる、でしょ?


###
あと、これも書いておこう。
私はホントに、悩む人間だし、考え過ぎちゃう人間です。
だけどね、
そういう「悩む人間」だから、
「考え過ぎちゃう人間」だからこそ、
分かる事、見える事が、あるんだな。
だからこそ、
悩む人の事も、考える事ができるし・・・

だから、
悩んで悩んで、こんがらがっちゃう人も、
そういうのが嫌いって自己嫌悪してるかもしれないですけど、
でも、
そういう部分こそが、
美点になる場面だってあるんだって、
それは、言いたいです。
人間、
長所ってのは、ひっくり返せば欠点にもなるし、
逆に、
欠点とされてる事も、長所になる事だって、ある。
だから、
そういう「自分の特徴」を、
どうやって活かす事ができるか、だけで。
まぁ、とにかく、
「そういう事が、役に立つ場面だって、あるんだよ」
って事は、言っておきたいなって・・・


だから、
「人の役に立ちたい」って事は、思っていて欲しいし、
「人の役に立ちたい」ってのを忘れないで欲しい。
「人の役に立ちたい」ってのが、
色々な事の、キーになるんじゃないかって、
私、思っているんです。
posted by めたか at 22:55| Comment(2) | TrackBack(1) | ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小島愛一郎です。
少しめたかさんの今回のお考えと違うかもしれませんが、私なりの考えをTBさせていただきました。
といいますか、今回のめたかさんの内容、かなり考え込むところが多々ありました。
また、お考えをお伝えいただければと思います。では。
Posted by 小島愛一郎 at 2004年11月22日 19:36
コメントありがとうございます。
そちらの記事、読ませて頂きました。
感想はそちらの方に書かせて頂きます。
(私も色々、思いました。)
Posted by めたか at 2004年11月22日 23:30
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