めたかです。
この話題って、
ネタに取り上げるの忘れていた(よね?)んですが、
最近また、あちこちで話題にされてるなって思ったら、
共同通信が、今頃になってネタにしてたんですね。
アメリカらしい話だなぁ(苦笑)って思います。
ドラえもんにあわせて言えば
「のび太のモノはオレのもの
オレのモノはオレのもの」
って事でしょうか。
さて、
M1の内容については、「もうこれ以上書けない」って事を書いたので、
今日は、あえてはずした「周辺の事」を書きます。
まず、
審査員ですが、確かに松っちゃんが居なかったのは、
「緊張感」が違ったのはあると思います。
若手芸人にとっては、松っちゃんってカリスマですからねー。
でも、
今回の人たちも、そんなに悪くはなかったと思います。
特に、
小朝さん、笑いの批評家としても優れているのは知っていましたが、
若手の漫才も良く見ておられるんですねー。
ポイズンへのフォロー(いつものテンポならもっと笑えた)だけでも、
来て頂いた意味があったと思います。
色々言われているきよしさんですが、
コメントの「方向性」としては、外してなかったと思います。
「もう気の利いた事が言えない」のは、
今に始まった事ではないんですから
(政治の世界に行って
「超真面目キャラ」になってからは、ずっとこうでしょう。)
きよしさんは、それでもう、許容されてるんですから。
野暮な事は言わない!
司会の今ちゃんは、
最近得意の「あちこちに気を使うフォロー名人」ぶりが
存分に発揮されていましたね。
番組の「作り手」にとっては助かる人になってきたと思う。
井上和香ちゃんは確かに噛みまくっていたけど、
南海キャンディーに絡まれて
「えー?」ってリアクションを取り続けただけで合格でしょう。
ここでうつむいたりとかして逃げたら、
南キャンはヤバかったですから。
そう、
南キャンのコレ(和香ちゃんに絡んだ事)にも賛否ありましたが、
使えるモノは何でも使えば良いでしょう、
ちゃんと和香ちゃんが頑張ったから、アレはオーケーです。
ベストフレーズは「しずちゃんテレビって怖いんだぜ」
(山ちゃんが「気前良く」女の子の中古の下着を高価で買ってる
ってボケに対して)
あと、
麒麟・田村の「頑張れ俺たち」に、
一瞬、相方の川島がびっくりした表情した後、笑ったのが良かった。
結構、天然みたいですね、田村くんって。
麒麟と言えば、
敗者復活戦から勝ち上がりが決定した時の、
いつも冷静な川島くんの上気した顔に
「結構、やってくれるんじゃないか」って思いました。
あの表情を見れただけで、
麒麟ファンにとっては財産だったのでは?
敗者復活戦については、
吉村智樹さんが詳細な観戦記を書かれていますね。
あの場では、何が重視されるのか、が良く分かる、
臨場感溢れた観戦記なので、是非お読み下さい。
敗者復活戦の会場から、勝ち上がり組への声援がある事に
違和感を感じてる方も居るようですが、
(麒麟コールとか。
去年のアンタッチャブルコールに対しては
山崎が「スミマセンねー、コールしづらいコンビ名で」
とコメントしていた。)
この吉村さんの観戦記を読めば、
現場としては「みんなで麒麟を送り出そう」という空気に
違和感は無いんだろうなって思います。
あと
吉村さんの観戦記を読めば、
「ダイノジはやるべき事はやったんだな、
紙一重だったんだな」
って事は、良く分かりました。
吉村さんの目は、私、信じていますから。
なんで、
「ダイノジ大谷さんは何を書いてるだろう?」
と思って見に行ってみたら・・・
こんな事を書いちゃっていました。
イヤ、それだけ賭けていたものだったんですから、
弱音を吐く自体は良いんですが・・・
前に紳助事件の際にも思ったんですが、
大谷さんって発言が不用意ですねー、
ファンだけでなく、不特定多数が見る可能性があるモノなのに・・・
ここまで絶望的な事を書くかぁ・・・
これは「喝」を入れないとって思っていたら、
翌日、ちゃんと分かってる事を書いておられた。
そうですよね、
そういう事です、私の言いたかった事は。
特に
>そしたら急にもっとエンディングで会場のみんなを
>盛り上げるボケすればよかったとか。
この下りの事、
それがちゃんと分かってさえ居れば、
ダイノジは、大谷さんは大丈夫でしょう。
吉村さんの観戦記でも書かれていた、
シャンパンファンとでのアンタッチャブルと、
それに感動して声をつまらせた中田なおきさんのエピソード、
そういう事なんだと思います。
結局、そういう「人間性」の部分も、
「笑い」には出てくるんでしょう。
笑いって
「何を言うか」と同じくらい「誰が言うか」も大きくて、
「面白い人だ」と思われる事って、
実は、その人への「好感」ってのもあるんですよねー。
って、前にも書いてるんですけど、
「前振り(というか本当は掴み)の重要性」って話として。
掴みと言えば、
タカアンドトシはもったいなかったですよね。
ぱっと見て「顔が歪んでない」のに
「顔を歪んでる」を連発した事で
客席が「なんで?」となっちゃったのが敗因かな。
あと、
東京ダイナマイトも刀の掴みに失敗していましたね、
あれ、彼らの持ちネタなんですが
諸刃の剣かもしれない。
(これ、上手い事言ったつもりです。)
話を戻しますと、
ダイノジはもう、充分に面白いと思います。
「紙一重」で出た麒麟が最終決戦まで行ったんですから、
ダイノジが行っていても同じ事になった事でしょう。
何がどうなるか? は、
ホント、紙一重の違いでどうとでも転がるものだと思う。
だからもう、
あとはもう、やるべき事をやる、というか、
「漫才の技術」ってだけでなく、
もっと、人間として、芸人として大きくなるようにって事なんでしょう。
アンタッチャブルは、それが出来ていたから、
だから、ここで「順番が回ってきた」って事で。
でも、
それって、芸人に限った話じゃないですよねー。
どんな仕事だって、同じ事だと思う。
だから、
頑張れ、俺たち!
しかし
「漫才のフジロック」ですかぁ。行きたくなっちゃったなぁ。
最後に、
未だに「去年は笑い飯だった」と言ってる人が多いので、
それについても。
「八百長だ」なんて言ってる人もチラホラいますからねー!
結論を言えば
「馬鹿言ってるんじゃない」でしょう。
「チャレンジャー」が「チャンピオン」に勝つには、
完全に勝たないとダメなんですよ。
「引き分け」ならチャンピオンの防衛なんですよ。
だから、
「本命」とされた人が、ちゃんと「負けなければ」
それで、その人の優勝なんですよ。
(そしてこれは、予想以上に大変な事なんですよ。)
去年の最終決戦は、
3組とも甲乙付け難かったと思います。
それなら、
「本命」だったフットボールアワー優勝で、
私は何の文句もありません。
心配しなくても、笑い飯はこれでダメになるタマじゃないでしょう。
去年「完成」した、あの畳み込むスタイルを、
さらに磨くのではなく、あえて壊す事を選んだだけで。
それを一年ではまとめきれなかったってだけでしょう。
確かに迷走はしていますけど、
私はそれは間違ってないと思う。
って、前にも書いた事ですが。
笑い飯って、
職人タイプの芸人さんだと思うんですねー。
あくまで「技術」にこだわる人たちかなって。
だから、
少しでも「技術の引き出し」をたくさん持っていたい、んでしょう。
キャラで笑わせるタイプじゃないですから。
飽きられたとか、そんなんじゃないです。
だって、
「失敗」だった今回のM1でも
あれだけ笑わせたんですから・・・
結局これも、すごく長くなっちゃったなー。
まあでも、
こんな長い原稿、もう、あんまし書けなくなっちゃうし・・・
吉村さんの観戦記も読ませていただきました。
あの会場でコールが起こること自体には違和感ないんですよ。
現場にいたら応援したくなる気持ちも分からなくもないですし。
なので、麒麟にも、麒麟コールした方々にも、悪い印象はないです。
ただ、そこだけを切り取って本戦のオンエアで流すことに違和感があったんです。
私のような地上波しか見てない人間には、そこまでの過程を全部切り捨ててコールだけ流すのは、(ちょっとは放映されていましたが、会場のコールしたくなる気分までは伝わりませんでした。)
「本当は決勝に進めないはずなんだけど諦めずにチャンスをつかんだから応援してね」という妙な思惑が伝わってきたような気がして、普通に予選を突破した人に対しても、敗者復活の麒麟に対しても失礼なんじゃないかなと。
個人的には優勝者が決まるまではもっと殺伐としていて欲しい(緊張感があって欲しい)、というのもあるんですけどね。
こんな事書いてるの私だけみたいなんで、私が変わってるだけなのかもしれませんけど。
M??1の緊張感が好きなだけに、なおさら過敏になってるんでしょうね。
長々と失礼いたしました。
「そこだけを切り取って本戦のオンエアで流すことに
違和感があった」
って事だったんですね。
了解しました。
M1の緊張感(殺伐感)については、
色々な考え方があって良いと思います。
私は、今の雰囲気はイヤじゃないですけどねー。