めたかです。
(最近、愛聴中)
ちょっと遅い反応ですが、
ルパート・ジョーンズさんが紹介していたこの話。
・心臓病:独で移植の中学生 日ハム・ヒルマン監督が励ます
ホント、良い話です。
ルパート・ジョーンズさんも指摘している通り、
単に励ますってだけでなく、
この少年に「ファイターズの為に役立つ事」を
させてあげるってのが、良いですよねー。
だって、前にも書きましたけど、
人の役に立つって事は
その人にとって大きな力となるんですよね。
単に「同情」するのではなく、
本当に、チームの「仲間」としてこの少年を迎え入れる
っていう、温かい行為だなぁって思うんです。
それでね。
私が思ったのは、
球団がやるべき「ファンサービス」って、
こういう事じゃないのかな?
誤解を恐れずに書いてしまえば、
サインを欲しがるファンにサインをもれなくする
って事よりも、ずっと、ずっと
大事なんじゃないかって。
いや、こういう事って「ファンサービス」って言うべきじゃ
ないのかもしれないんですけどね。でも、
ずっと昔にも紹介した事があるんですが、
野球界と社会って事について、
こういう提言があるんですよ。
今回の、ヒルマン監督のした事って、
そういう事に、なるんじゃないかなって、思うんです。
日ハムは、良い監督を連れてきましたよねー。
こういう事をするのって、
ヒルマン監督個人の資質なのか、
アメリカの野球文化の懐の深さの現れなのか、は
分からないんですけど・・・
なんちゅうかね、
「ファンを呼ぶためにファンサービスをする」
みたいな
(ある意味)「さもしい考え」ではなく、
球団が、社会にどういう貢献が出来るのか
って視点での「活動」こそが、
本当に球団が、野球が、社会に根付いていくためには
必要な事だと思うんですね。
どうやったら「集める事ができるか?」とか
「貰えるだろうか?」って発想ではなく、
どのように「与えていくか」って発想で
活動していく、時に
球団が「社会から支えられる」ようになるって
思うんです。
だって、
「社会から必要とされる」ものなら、
自然と「支えられる」ように、なるでしょうから・・・
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日ハムのファンサービス繋がりで、
こちらも紹介しておきましょう。
・新庄「1番シート」を公開
写真は朝日の記事の方が良く写ってるんですが、
良いですよねー、相変わらず。
単に「新庄シート」を用意するだけでなく、
それを、自分の背番号の「形」にしてしまうって発想。
前に、
母校への差し入れにバスを提供した話とも
共通するんですが、
ファンサービスとか差し入れとかにも
「遊び心」があるのが良いですよねー。
「ふざけている」って取る人も居るのかもしれないですが、
それは、違うんですよねー。
だって、
単に「お金出す」だけでなく、
毎回毎回、そうやって楽しませる「アイデア」を考えるって、
結構、大変な事なんです。
それを、わざわざやるって、その「サービスをする相手」の事を思わないと
できないですよ!
(逆に、新庄の行為を前にすると、
単にお金を出すだけの「サービス」って
「アリバイ作り」的に感じてしまうくらい、です。
いえ、やる事自体、素晴らしい事だと思いますけど。)
日ハムは、ヒルマン監督と新庄という
「得難き人財」を得ていますよね!
これを、
「個人の行為」に留めるのではなく、
「球団の文化」にまで高めていけるように、
頑張って欲しいなって思います。
こういう行為って、
野球界から社会への「強いメッセージ」にもなってるって思いますし。
そういう「メッセージ」を、どんどんと発する事ができる
そういう野球界で、あって欲しいって思う。