2005年03月28日

[at]科学に夢を乗せて〜『不機嫌なジーン』最終回

話題になってた「タコが2本足で歩くニュース」って
書いたの「理系白書ブログ」の本村記者ですよね。
この記事、ブログ形式にしていたら
山ほどトラックバック集まったと思いますよ!
グッドジョブ!


さて今日は、元は別の事を書く予定でしたが、
先にこれ、緊急アップです。
なんか本当に爽やかな感動をもらったので・・・
そう、『不機嫌なジーン』最終回に、です。

いや実は今日、帰宅が遅れて
途中からしか見ていないんですよね。
テレビを付けたらオダギリジョーが主人公・仁子に
心中を迫っていました(笑)
なんで、多分その前にあった色々は見ていないんですが。
でも、終盤の別れのシーンとか、なんか色々、
良かったなぁって思って。

このドラマがスゴく好きだったのは、
理系の人間、しかも
世間の常識からすれば「変人」な理系人を
愛情もって描いてくれた事ですね。
確かに仁子も南原教授も他の人たちも、
「変わっている」けど、でも愛すべき奴らだなぁ、
そんな描き方をしてくれたって事かなぁ。
だから、
色々と「違うよ」ってな所はあったけども、
そんなの別にどうだって良いやって思いました。
根本の所で、良いって思えたから。
途中で突っ込みかけた「研究倫理」の話題が食い足りない、
とか、ちょっとご都合主義的な展開になった、とか、
そういうのも「まぁ娯楽ドラマだし」
って思える範囲内だったんじゃないかなって・・・


特に最終回で素晴らしかった
子供たちへの授業を、ちょっとレビュー。
(記憶を元に再現なんで不正確ですよ!)

虫が好きで男の子にからかわれた女の子が居て
「男子なんて大嫌い、人間なんて大嫌い」って叫んでいます。
その女の子を見て、主人公仁子は思わず笑ってしまいます。
でもそれは、
馬鹿にした笑いじゃなく、昔の自分をその子に見て
思わず笑っちゃったって感じで。
仁子はその女の子に
「ゴメン、でもね、
 人間ってとても不器用な生き物なんだからね」
って。
その事を説明するために、子供たちに
「じゃぁ目を閉じて下さい。何か聞こえてくるでしょう?」
ここで鳥の声/「あ、鳥の声だ」
「そう、あの鳥は私たちが生きるのに何の関係もありません。
 でも何故そんな鳥の鳴き声を聞いて嬉しくなるんでしょう。
 何故、花を見て美しいと思うんでしょう。
 蟻ん子がえさを運ぶのを見て、
 ひな鳥が親鳥に必死についていくのを見て
 「頑張れ」って応援したくなるんでしょう。
 何故、好きな人の事を想うと涙が出てくるんでしょう。」

(うーん、色々とディテイル覚えてないぞ。
 やっぱ、ちゃんと録画しておくべきだったなぁ・・・)

ちょっと、昨日書いた事と関連していますけど(苦笑)
この「授業」には、
「不器用な生き物」である人間への愛おしさでいっぱいだった
って、思うんです。
仁子は、生き物が大好きでハマり込んでしまうけど、
それと同じくらい、いや、それ以上に人間が好きなんだな、
ってね、そういう事が、
ちゃんと表現されていたなって思います。

きっと、
多くの理系人間も、そうだと思うんです。
そして
自分の研究とかやってる事とかに、
その人なりのささやかな夢とか想いとかを乗せて
その人なりに頑張ってるんだろうなぁって。
もちろん、上手く行かない事とかうんぬんも含めて、ね。
(もっともそれって、理系人間に限った話じゃないぞって
 そう他の人たちも思うんでしょうけど、
 まぁ私が理系人間ですからね。)

ホント、「トホホ系ドラマ」とか色々言って
正直すまんかったm(_._)m
あと、先週が最終回だったら良かったとも言ってたけど、
そんな事もなかったですね。
とてもキレイな終わり方だったって思います。

素晴らしいドラマでした。
本当に、素晴らしいドラマでした。
ありがとう。


posted by めたか at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ番組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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