2005年04月27日

[at]トラックバックについて、色々と考えてみた

実は最近、あまり音楽を聴いていなかっためたかです。
最近、イヤホンが辛くなってきたこともあって、
ウォークマンを持ち歩かなくなった事が
大きいですね。
だから今は、耳がすっぽり収まるでっかいヘッドホンも
iPodと一緒に持ち歩いています。
荷物になりますが、これだったら
辛くならずに聴き続けられますね。
それで、あまり聴いていなかった「最近の購入物」を
まず優先的に入れて回っています。
定番もの(自分の中での)を入れるのは、後回しですね。



さて、本題です。
すんごく遅くなってしまいましたが、
「トラックバックについて」のまとめ記事、いきます。

適当主義の勧め」でのecotakaさんとのやり取りは、
私にとってはトラックバックについての議論というより
このまま切れちゃうのがもったいないなぁって事で
色々言っていたって感じだったんですが、
ecotakaさんの方が、今回の事を前向きに総括された記事
まとめられたんですよね。
なんで、
私の方でも、この事について、ちゃんとまとめて返そう
ってのがこの記事の狙いです。

でも。
実は、私はトラックバックについては、
それなりに思ってる事はありますが、
そんなにちゃんとした「原則」があるって訳でもないんです。
というか、
自分の中で「揺れてる」んですよね。
なんで、色々とごちゃごちゃした結論になっちゃいそう
なんですけども、
なるべくすっきりとまとめようと思います。


###
まず、
「トラックバックに関して各ブロガーの考え方は様々であり、
 今後とも共通化することはない」
というのはその通りだと思います。
というか、「共通化」させるべきかどうかってのも、
良く分からないんですよねー。
特に私は「多様性こそ善」という思想の持ち主なので、
「ブログの言論空間の多様性を守りたい」ってふうに
思っているんですよねー。
色々あるトラックバックの作法には、
それぞれに一長一短があると思う訳で、
それを無理に統一するよりも、色々な作法が混在してる方が
多様な言論空間が生まれるような気も、するんですよ。
(ま、本当にそうなるかどうかは、
 ちょっと分からないんですけど。)

そういう訳で
「トラックバックについての考え方を
 無理に統一する事はない」
と言う事は、賛同したいと思います。


ただし、
「統一しない、バラバラのまま」の場合、
考え方の違いからの「摩擦」ってのは避けられないって
思うんですよねー。
そこで、
ecotakaさんは「各自のTBへの考え」ってのを
分かり易く明示しようって提案されていて、
そのための「アイコン」を作るって事も、提案されています。

そのアイデア自体は、買いたいと思います。
ですが、
「そんなすっきり、分けられるモノなのかな?」
って事も、思うんです。
先ほど「自分の中で「揺れてる」」と書いたように、
そんな簡単に「マーキング」できるものでも、
ないんですよ。

小島さんは今回の騒動の「総括記事」で、
「トラックバックは定義できない」
と書いておられます。
それは、人によって考え方が異なるって事だけでなく、
一人の人間の「考え」というものも、
揺れてくるし、そんな簡単に「定義」とか「アイコン」
みたいなシンプルな形で表現できるのかなって
そういう事も、思うんです。
(それに、
 全てのブロガーに
 「トラックバックに対するスタンスを明確に決めろ」
 って事を強要できるのか? って話もある。)

って事を言ってると
「シンプルに済ませる事ができる事もあろうに、
 何をめたかはややこしい事を言ってるのだ?」
と思われる方も、おられる事でしょう。
なので、
まずは試しに、私の「基本的なトラックバック観」を
書いてみましょう。


######
私は、トラックバックを「対話」だと思っています。
だから、
ちゃんと「対話」として成立してるかどうかってのが、
1つの判断基準かなって考えていますね。
その場合、何をもって「対話」と見なすのか、が
問題なんですが、
まぁ実生活での「会話」として、そんなにオカシクないか
って事で判断しています。

この「判断基準」でいくなら、
「無関係TB」ってのは、相手の言ってる事を全く無視して
関係ない事をしゃべってくる人、みたいに思える訳ですね。
一方、
文中に自分の記事をちゃんとリンクしていて、
その記事について言及があるって場合
(最も理想的と考えられているTBの作法でしょう)
は、それこそ「会話/対話」になっているでしょう?
他の色々な場合も
「それが会話/対話になっているか?」
って考えていけるんですね。
例えば、
「万博の弁当持ち込み」について話している所に
「弁当持ち込みによるゴミ問題も考慮しよう」
って話をしていくのは「会話」としてもおかしくはない。
だけど、
「そもそも環境って視点から開催には疑問だ」
って話をしている所に
「万博の弁当持ち込みのゴミ問題が」
って話していくのは、会話としてどうなんかなって
思う訳ですね。
(スミマセン、引き合いに出して。
 だけど分かり易い例だと思いますので・・・)

あとですね、
この「基準」だったら、
「初対面」の場合と、やり取りのある人とでは、
おのずと「距離」も違ってくるよねって話にもなるんです。
初対面の人に、いきなり「関連の薄い話題」を話かけるって
やっぱり少し失礼って感じますし、
でも「親しい間柄」だったら、
多少関連が薄くても、「会話」としてならアリかなって。
「○○と言えば、アレどうなった?」
みたいな感じで話題が逸れるのもアリでしょう。
でも、それを全く知らない人からされたら・・・
みたいな感じで。
やっぱり、初対面で話しかけるんですから、
「あなたはこんな事を書いてるんですが、
 その事については私はこう思うんです」
ってふうでないと、なんやねんって思いそうですよねー。

という感じで、
私の「TB判断基準」としては、
「会話としておかしくはないか?」って事にしているんです。


###
でも、ここまでは実は建前ベースの話。
本音ベースで言うなら
実は「面白ければ何でもオーケー」なんですよ。
いくら「全然関係ないじゃん」ってTBでも、
読んで面白ければ、読んで良かったって思うし。

と言いますのは、
私の経験上から言えば、
キーワードだけでTBを大量に送ってる人
そういうTBって、
つまんない/情報価値の低いのが多いんですよ。
新聞記事を全文コピペして一言感想書いてるだけ、とか。
そういうTBが10個も20個も付くと、
げんなりしてくるんですよねー。
私が「無差別トラックバック」が嫌いな理由は
そういう事情もあるんですよ。
大量にTB送る人たちで、面白い記事を書く
ecotakaさんのような方は珍しいですよ、マジで。
そして多分、面白い記事を書ける人って、
だんだんそういうTBをやらなくなってくるって
思うんですよね。
だって、そういう人は、周りが放っておかないもの。
そうなると、コメントの返事やらTBへの対応に追われて
「大量TB送信」なんてやってられなくなるんだと思う。
(これは予言しておきます。)

そうじゃないトラックバックって、
送付されれば一応は見に行きますけども
(例外はあるんですが、それについては、
 ここでは触れません。)
「時間の無駄だった」って思うんですよねー。
そういう「時間の無駄TB」がいくつも付いた日には、
かなり機嫌が悪くなりますね。


それで。
私のサイドバーを見て頂きたいんですが、
「最近のトラックバック」の項目を消しているんですよ。
それは、
私のブログへのトラックバックへの「メリット」を
減らすって意味合いなんですよね。
これなら、トップページからリンクされませんから、
アクセスやらグーグルランクなんかの「メリット」は
だいぶ減ってしまう事になる。
それでも良ければ、
トラックバックして下さいってつもりなんですね。
多分、トラックバックしても私しか見ないと思うけど、
宣伝としての役割はほとんどないですよって意味で。
それで
「宣伝目的のトラックバック」への防衛としているつもり
なんですよねー。
というか、
そんな「無差別トラックバック」を受ける事への不快感を
そうする事で、減らしているんです。
(要するに「ま、いっか」と思える、みたいな。
 はい、私って結構、ケツの穴が小さいんです(苦笑))

(実は、gooではコレ、消せないみたいなんです。
 最初、移転先としてgooを考えていたんですが、
 その理由で止めたんですよねー・・・)

あと、もう1つ、
「トラックバックを消す事への抵抗も減らす」
って意味合いもあるんです。
トップページにどういうTBが来たかの一覧があると、
消したのも分かり易いですよね。
そうすると、消す事の抵抗も、ちょっとあるんですが、
トップページに表示していなければ、
割と気軽に消す事もできるかなって。

トラックバックって、送る自由もあると思いますけど、
「消す自由」も、あると思うんですね。
消すという機能もあるんですから。
なので、
私は割と気軽に消しています。特に断らずに。
一応、先に書いた「文中引用リンクもなく」
「会話としても成り立たない」トラックバックは、
(それで、面白くもないものね)
自分としては「消しても良いもの」と位置づけていますね。
消すとは限らないんですけどね、
放置しておくものも、ありますけど・・・
(消すのも面倒ですしね)

私ね、ちょっと提唱したいんですが、
トラックバックって、どんどん「消して」良いと思うんです。
だって、
送る側が、これだけ気を使わずにガンガン送ってるんですから
受け取った側も、気を使わずに
「ガンガン消して」良いと思うんですよね。
そこに気を使う必要など、ないと思うんです。

それで、
普段は「相手はこちらの記事を読んでないな」って思う
失礼な記事に対しては、
黙って削除するだけなんですけども、
一度だけ文句言った事があるんです。

マイナスイオンに関して、
私は否定的な事を何度も書いてきているんですよ。
「あれはオカシイ」ってね。
そういう記事に対して、
無邪気にマイナスイオンを信じている記事をTBされて・・・

いや、
ちゃんとこっちの記事に「反論」している記事なら、
全然オッケーなんですけども、
明らかに、そういうのではなく
こっちの記事を読んでなくてキーワードだけで送ったでしょ
って記事で。
それに対して
「もし、これで私の記事を読んだ上で送ってるんだとしたら
 それこそ「良い根性してるやんけっ!」って思うねー!
 論争だったら、付き合っても良いですよん」
って書いてTB返したんですけどもね。
(大人げなかったかなって思いますけど・・・
 でも、オカシイでしょ、こんなTB)

*ちなみに、そのブログは今はなくなっていました。
*なので、探さないで下さいね。


ま、一応「受け取る側」としてのトラックバック観としては、
こんな所ですけども・・・
それで、自分がトラックバックを送付するって番になると、
また色々と考えてしまう訳で・・・


###
って事で、今度は「トラックバックを送る側」から
考えてみますね。
トラックバックって、
「アクセスアップ」が目的って人は別にしましょう、
それ以外では、「送付先に読んでもらいたい」
って事で、送ると思うんですね。

で、それならちょっと、立ち止まって考えて欲しいんです。
どうして「読んで欲しい」って思うんでしょう?

それは、
自分の考え、意見を知って欲しい、
そして、できれば賛同して欲しいとか、
感想や気付いた点を言って欲しい、とか、
何らかの「ポジティブな反応」が欲しいって事ですよね。
(反論でも、建設的なものなら有り難いですし、
 そういうのも「ポジティブな反応」と言えるでしょう。)

その際に、ですねぇ。

せっかく読んで頂く「相手」に、
あらかじめ不快感を与えてしまっていたなら、
自分の考え・意見を真面目に読んでもらえるだろうか?
って事も、思うんです。
というか、自分自身が「なんだよコイツ」って思ってる
そんな人間の意見を、真面目に聞こうと思うか?
って話な訳で。

トラックバックに対する考え方はそれぞれで、
ひょっとすると、自分の記事引用のないトラックバックを
不快に思う人なのかもしれない、
そういう人に「読んで下さい」ってTB送っても、
せっかく素晴らしい意見を書いていても、
まともに読んでもらえなかったり共感してもらえないかも
しれないですよね?
いや、
「トラックバックを喜ぶ人」だけが共感してくれれば良い、
そういう考え方も「アリ」かもしれませんが、
それって「始めからTBを不快と思う人を排除」した
考え方じゃないかなって・・・

そう思うから、
私はあまり積極的にTBを送らなくなってきた
って部分も、あるんですよね。
まぁ、それもちょっと縮こまり過ぎだなって思いもあって、
なんで色々と「揺れている」んですけども・・・


######
さて、どうですかね?
なんか、色々考えてるなぁって思うでしょ?
さすがに一年もブログをやってると、
色々な事を思うんですよ。

ここまで書いてきた事を、
上手く「アイコン」として表現できるかなぁ。
標語としては
「トラックバックは『対話』です」
みたいになるのかな?
でも、単なるお道徳の題目みたいで、
具体的に何を意味するかがイマイチ不明な標語ですよね。
あと
「そのトラックバック、ちょっと待ったぁ!」
「トラックバックの向こうはどんな顔?」
「私に貴重な時間を使わせるだけのものなの?」
「面白ければ許す!」
「でも結構、基準が揺れる事もあるんで・・・」
うーん、色々あり過ぎてイマイチよー分からんって感じか。


って事で、
結局は上手くまとまらず、
単にecotakaさんの記事にいちゃもん付けただけ、
みたいになっちゃったかもしれませんね。
ただ、
これだけは言いたいってのがありまして・・・


トラックバックを送るって事は、
その相手に対して、何らかの「働きかけ」を行った
って事は、まずは間違いはないですよね。
そうすると、
それを行った「責任」ってのは、伴うって思うんですよ。

だから、
「摩擦を減らそう」って試みも、とても素晴らしいんですけど
でも、起こってしまった「摩擦」に
どれだけ誠実に向かい合うかって事も、
大事じゃないかなって思うんです。
150人にトラックバックを送ったのなら、
その150人にちゃんと向かい合う「覚悟」ってのも、
必要だと私は思う。
だって、
あなたの側から「話しかけた」んですからね。
自分から話しかけておいて「知らん顔」ってのはね。
というか、
少なくとも「誰に話しかけたか」くらいは、
自分で把握しておいた方が良いと思うんですよね。

つまり、
TB送付先に居るのは「人間」なんだって事です。


あと、もう1つ。
ブログって、
ecotakaさんは『鍵のない家』に喩えれらっしゃいますけど、
もっとちゃんと喩えるなら、
私は「お店」なんだと思うんですね。

「会社」みたいに考えておられる方もおられて、
そういう側面もあると思うんですが、
(だから、社長である小島さんとか、
 マーケティング専門の大西さんなんかが、
 運営方針が「ブレない」んでしょうねー。)
みんながみんな、そんな「経営」的な視点で
ブログをやらなくても良いとも思っていまして・・・
(いえ、ブログをあまり「敷居の高い」モノに
 したくないんですよ、私は。
 もっと身近なモノにしたいんですね。)
だから、もっと良い喩えがないかなぁって
考えていたんですけども・・・

「お店」って、ちょうど良い喩えじゃないかなって
思うんです。
そうすると「お店」の運営って、
色々あって良いと思いますから。
こじんまりと、常連さん中心で運営しても良いし、
もっと大きく、沢山の不特定多数のお客を捌く
そのための「運営スタイル」ってのもアリでしょう。
「一見さんお断り」だってアリだし(笑)
また、
出す商品(専門分野)が違うと運営スタイルも違ってくる。
「お店」が多様なように、
ブログも多様であって良いと、私は思うんですね。
その交流の手段として「トラックバック」がある・・・


そうすると、
その「交流の仕方」も色々じゃないのかなって
思うんですよねー。
(なんとなく、ですが、
 アイコンのアイデアって
 「訪問販売お断り」の張り紙みたいなものですよね。
 でも、それがホントに迷惑かどうかも
 ケースバイケースですよね。
 飛び込み営業が全てダメって訳じゃ、ないでしょうし。)


えー次の記事に、
「今の所の私の結論っぽい事」を書く予定です。
そちらも合わせて読んで頂ければって思います。


posted by めたか at 06:56| Comment(9) | TrackBack(1) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TB、ありがとうございます

私の気持ちは引用頂いているエントリーで自分としては言い尽くした気持ちです。物理的に仕事が新年度に入り忙しいこともあり、例のTB事件後、ブログに対する熱意が薄れてしまいました。実際、TBするのも恐る恐るで、インターネットへの関与が再びROMに戻っているのが現状です。自ら情報発信する難しさを感じております。
Posted by ecotaka at 2005年04月27日 09:57
コメントありがとうございます。
ずっと更新されていなかったので、
「ブログが嫌になったのかも」と危惧していました。
まぁ、無理なさらずに、少しずつ復帰なされれば
と思います。

ただ、
ちょっと厳しい見方かもしれませんが
(スミマセンねぇ、でも書いてしまいます。)
「情報発信の難しさを感じた」のは
悪いことでもないのかも、とも思うんです。
物事には良いこと、悪いこと両方の側面が
往々にしてあるものです。

「情報発信」つまり「表現」って難しいんです。
私はネットで発言をし始めて7年くらいになるんですが、
日々、その難しさを感じております。
やっぱり、色々な人が居る訳ですから、
色々な受け取られ方をするんですよね。
でも、だからこそ「難しい」し
同時に「面白い」んだとも、思うんです。

どうか、その「難しさ」に、誠実に向き合って下さい。
心配しなくても、
ブログを拝見すれば、ecotaka さんは相当に
「文章の書ける」方ですよ。
だから、ecotaka さんの文章を楽しみにされる方も、
きっとたくさん居ると思うんです。
(少なくとも私は、楽しみだなぁ、
 次にecotakaさんが何を書かれるか・・・)

えっと、
もしお時間がおありなら、
ほぼ日の「小論文教室」をオススメします。
「表現」する事の難しさに
とことん誠実に向き合った凄い連載です。
<a href="http://www.1101.com/essay/index.html" rel="nofollow">http://www.1101.com/essay/index.html</a>
バックナンバーもたくさんありますし、
間違いなく何か得ることができる文章だと思いますよ。
Posted by めたか at 2005年04月27日 12:42
こんにちは。
これを最初で最後の書き込みとさせていただきます。
(と、いきなり自分で決め付けるのはNGかな?)

そこで山田さんを出すのはちょっと卑怯な気がする。
少なくともオレは適切だと思わない。
人のコラムを、誰かを教育するために利用するのは
ちょっと不賛成、と言っておきます。


めたかさんがお読みになったら削除して結構ですよ。
Posted by marcms at 2005年04月28日 15:04
渦中の発端をつくりました、小島でございます。
めたかさん、コメント返信遅れました。私事ですが、一応、会社代表なので、ここ数日、自宅にて経営戦略を熟慮しているところです。換言すればブログどころではないといった状況なのですが、盟友、めたかさんにはコメントをしなければと思いつつ、本当に遅れて申し訳ない。

さて、私のサイトにも登場されているmarcms氏。これからmarcms氏のサイトじっくりと読ませていただきます。また何か炎上の発端をつくってしまいそうですが。

めたかさん、コメント欄では書ききれないので、私なりに近いうちに記事にしてみます。まずは長文の記事、ありがとうございました、そしてお疲れ様でした。

一言だけ。
私も大西宏さんも会社経営のトップ。社長にならなければわからない重圧があります。それに耐えながらも双方、ほぼ毎日のように記事を書いている。ブログという極めて経営とは関係の無い世界なのですが、経営者の勘というものかあります。「ここは抑えておこう、そうでないとこちらに危害が及ぶ」というものがブログのTBやコメントでも瞬時に分かります。

それが今回の騒動の発端だと思っています。そして、それなりに、毎日、誠心誠意、記事を書き、他のブロガーにもコメントを入れています。

その思いがガ島さんにも伝わっているのかなと思っています。あるいはその思いを瞬時に理解できる人間かどうか。いろいろと多数の方が言っていますが、ブログは人間が運営している。だから人間性が非常に、そして究極に露呈されるのがブログだと私は思っています。

以上、第三者が読まれれば本当にわからないコメントですが、実社会とはこのように阿吽の呼吸であり、そう容易には理解できないもので、ブログ界という狭い世界で捉えてほしくなく、コメントいたしました。

そして、今回の私のコメントが及第点に値するかわかりませんが、「コメント」がブログに限らず、実社会の基本と思っています。第三者の意見を読みながら自分の思いを数十秒で表現するのは本当に難しいです。TBは数秒ですもんね。
Posted by 小島愛一郎 at 2005年04月28日 16:06
簡単に前言撤回する男です(笑

ということで補足の為ちょっと戻ってきました。
めたかさんに「山田さんを出すことは卑怯」といった意味ですが、つまりめたかさんの主張はこの2つの素晴らしい力作記事で十分なのに、何故わざわざ山田さんなんかのコラムを貼るのか?と。そんなに畳み掛けられても困るでしょう?と。まぁオレはecotakaさんではないから言える立場ではないですが。
そういう部分が皆さんの「立ち位置」を即ち表してるでしょう、と。少なくともオレはそう取りますよ。これは多分に「説教」ですよ、と。

せっかく小島さんが書かれているので少し触れたいと思います。

>ブログのTBやコメントでも瞬時に分かります
それは貴方に限りません。

>TBは数秒ですもんね。
そう思うのはご自由ですが、人がみんなそうとは限らない。そんなつまらない理由でせっかくの誰かのTBを否定など出来ないですよ。オレはそれほど偉くありません。TBしてくる人々は自分の部下じゃありません。相手の資質を正す権利などどこにもないです。それよりも、相手のTB意図を想像したり、ふざけたTBに笑ったりしてたほうがはるかに良い。

ブロガーのマナーを語る人の中に「そもそもTBをOKにしているのだから、されて怒るほうが悪い」という意見があります。オレはそこまでは言いませんが、そんなにいちいち細かく言うほどのものかね?という気持ちはありますよ。
Posted by marcms at 2005年04月28日 19:43
こんにちは。
先日この記事にコメントをしたのですが、今見てみると自分のコメントがないようです。
不適切な発言で削除されたのか、それとも単にブログのシステムが不安定で反映されなかっただけなのか、どちらか知りたいので教えていただけませんか?
一応名前は伏せますが、メアドでわかるかと思います。
お手数掛けますが、よろしくお願いします。
Posted by XXX at 2005年04月28日 20:25
コメントありがとうございます。

marcms さん>
まず、私自身の「体質」に、
ちょっと「説教臭い部分」はあるかなって思います。
それは自覚しているのですが、
ちょっと「畳み掛け」過ぎてしまいましたでしょうか。
ecotakaさんが、どうお感じがは分かりませんが、
少なくとも第三者であるmarcms さんには
そう映ったって事ですね。
自戒致します。

ただ、
「山田さんを出すことは卑怯」というのは
違うのではないかな、と思います。
それはあくまでテクニカルな問題でしょう。
他人に何か言う際に「別に人の書いてるモノ」を使うのが
「卑怯」にあたるとは、私は考えないんですが。
「良い物は使えば良い」くらいに思っていますし。
(それに、山田さんを出したのも
 「畳み掛ける意図」というより
 「機会があれば小論文教室を勧めたい」
 って方が大きかったりしますし・・・
 なんか、しょっちゅう勧めてますもん、私。)


#関係ありませんが
#このコメントを書いてたおかげで
#山田さんのTV出演のビデオ予約を思い出しました。
#ギリギリセーフでした。ありがとうございます。
#・・・のハズが、入っていたビデオの残量が・・・(涙)


あと、
「皆さん」って一括りにされていますけども、
私は私で思惑があり思いがあり、
小島さんには小島さんなりの思いや思惑があり、
それ以外の方々
(って、どこまでの「方々」を
 marcms さんが指しておられるのか分かりませんけど)
にもその方なりの思いがある。
それは、それぞれに微妙に違ってる部分はあるでしょう。
それを全部一緒にされてもなぁって思います。
私の「ご指摘の部分」を持ってして、
他の方々みんなの「立ち位置」を決めつけられてしまっても、
困るなって言うか、
私が他の方々に申し訳ないって思っちゃいますよ。


あと、
TBのスタンスについて、ですが、
そういう考え方も、それはそれであると思います。
でも、
「そんなにいちいち細かく言うほどのものかね?」
と言うのは、
他人にそのスタンスを押し付けている事になりませんか?
「自分が」寛容である、というのは良いと思うんです。
でも、
「相手に」寛容さを強要していないか、
もしくは「相手の寛容さ」に依拠したモノになっていないか
・・・そういう視点も、あると思うのです。


小島さん>
えっと、色々思う事はありますが・・・
メールしますね。


XXXさん>
メールでご説明させて頂いた通り、
システム上の問題のようです。
ブログが激重で、ご迷惑かけております。
Posted by めたか at 2005年04月28日 22:46
>細かく言うほどのものかね?という気持ちはありますよ。

オレはそう思ってるって言ってるだけ。でも、

>押し付けている事になりませんか?

ぜったいこう読むだろうなと思った(笑)。
TBさせていただいたウチの記事には詳しく書いたのですがね。


>皆さんの
このエントリーでの見かけ上が似ていたので混ぜました。
いずれにせよお二方とも「説教」的なのは同じですから。


山田さんのことは話すと面倒なのですが。
ご自分の意見に箔をつけるために紹介しているような
気がしたわけですよ。
貴方は山田さんのコラムを自分に都合よく解釈してませんか?
これただの質問なんで、貴方が違うとおっしゃるなら
それでいいんですけどね(笑)。
解釈は百人百様だから別に構わないんだけども。

なるほどね。ちょっと考えさせられた…。
Posted by marcms at 2005年04月28日 23:55
ええと、まずは質問の答えから
>貴方は山田さんのコラムを自分に都合よく解釈してませんか?

そういう側面が全くないとは言えないでしょうね。
ただ、誰しもがそういう部分って、
多少はあるのではないでしょうか。

ただ、
具体的に、こういう部分が「都合の良い解釈だ」
とか「箔つけだ」という指摘がないと、
私としては、どうしようもできないなぁってのはあります。
まぁ、そのように受け取られてしまうというのは
参考になる事かもしれないですけど・・・
(でも、自分として、どう教訓にすれば良いのか
 全く分からないです。)


あと、
「皆さん」って括っていたのは
私と小島さん2人だけの事なんですね。
了解いたしました。


>オレはそう思ってるって言ってるだけ。

こう返すだろうなって思っていました。
これ以上、ここを掘ってもメタ論になりそうですので
止めましょう。
あとは
>TBさせていただいたウチの記事には詳しく書いたのですがね。

ならばそちらでコメント致しましょう。
Posted by めたか at 2005年04月29日 01:44
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

トラックバックの意味を改めて考えてみた
Excerpt: こんな出来事があったようです。いろいろ考えさせられるものがありましたね。せっかくですので各所コメント欄に書かせていただいた内容をリミックスし(笑)、ここで再編成してアップしておきたいと思います。.....
Weblog: Dazed Days Bootleg
Tracked: 2005-04-27 10:35