2005年11月14日

「ブログで自滅する人」なんて居ない

(この記事の概要)
・「ブログで自滅する人」の一連の記事は
 2chに擦り寄った酷い記事だ
・「祭り」の被害者は「犯罪者」とかじゃない
 ちょっと「出る杭」みたいな人だって居た
・いくら「その人」が悪いからって
 「私刑」を肯定する理由になんてならない
・「手を下した」人間が居るのに
 「自滅する人」もないでしょうが


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ワカメ食べてる程度の「計画性」が
消費者金融なんかには都合がいいんでしょうね。
どうも、めたかです。


今日は、深く深くうなずいた記事の紹介から。

「ブログで自滅する人」は何故書かれたか

私も、この「ブログで自滅する人」の
一連の記事には
深く失望していたので
我が意を得たり、って感じです。

このブログで自滅する人シリーズが
特に酷いと思うのは
「祭り」の対象となった人で
社会的に見ても問題が大きいって人ばかりを
取り上げてる所です。
「祭り」の対象となった人は
そんな目にあっても当然な人なんだ
という「印象」を作り出そうという意図を
感じるんですよ。

だけど
「祭り」の被害にあった人は
みんながみんな、そんな「犯罪者」みたいな人
ばっかりだったのか、というと
そんな事はなかったと思うんです。


なんで
私の良く知っている具体例を挙げましょう。
いや
ホントなら、そういう例として挙げられるのは
「被害者」には辛いと思うので
やめておくんですが
その人は「有名人」なので
「有名税」として諦めてもらおうと思います(笑)
(でも、名前はイニシャルにします、一応)


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その「祭り」の被害者となったのは
有名長距離選手・A選手です。
その人が、駅伝でアクシデントを起こして
リタイアしてしまったのが
直接のキッカケでした。

ただし
このA選手というのが、なかなかアツい人で
自分のホームページに
「チームに対する叱咤激励」を
ずっと書いてきていたんですよね。
A選手は、そのチームのエースで
実力も段違いに凄い人だったんです。
なんで
そのチームはA選手のワンマンチームのように
捉えられていたんですが。
でも
駅伝というのはチームスポーツなんで
一人だけ強くても勝てないんですよね。
他の選手も頑張らないと勝てない。
なんで
そのチームを実力でも精神的にも引っ張っていた
A選手は、
弱気な部分を見せたり
イマイチ頑張りきれなかったチームを
時には選手を名指しするくらいの勢いで
叱咤激励していたんです。

それが
2ちゃんねらーたちの、格好の餌食になった。
つまり
「仲間に対してそんな厳しい言葉を吐いていながら
 自分がチームに迷惑かけてんじゃねーか」
って事のようです。

もちろん
それはそれで、1つの捉え方だろう、と思う。
また
仲間をそんなふうに叱咤激励すべきでない
という価値観も、あるでしょう。
「ネットで公開すべきではなかったのでは?」
という意見だって、真っ当だと思う。

でも、
それはそれで、あくまで「1つの価値観」な訳です。
全ての人が、その価値観に同意してるんじゃないし
同意しないとイケナイ訳でもない。
だから
その「1つの価値観」でもって
A選手を「裁く」権利なんて
誰にだって持ってない、と私は思うんです。

だけど
2ちゃんねらー達は、執拗にA選手のサイトを
攻撃し続けました。
その結果
A選手は、まず掲示板を閉鎖せざるを得なくなりました。
しかし
それでも2ちゃんねらーたちは
攻撃の手を緩めませんでした。
結局
A選手はサイト自体を閉鎖する事に
なってしまいました。


この事は
A選手のサイトを開設当初から
楽しみに見てきていた私には
ショックな事でしたし
2ちゃんねるを決定的に嫌いになる事件でした。

もちろん
A選手の側にだって「攻撃されるべき要素」は
なかったとは言いません。
だけど
A選手のサイトをずっと見ていて
彼の葛藤や様々な心の動きを
リアルタイムで追いかけていた
(それだけ赤裸々に自分の感じていた事を
 A選手は発信していたんです)
私には、彼を責める事はできなかったし
(自分は、こういう事はしないとは思ったけど)
A選手が、こんな仕打ちを受ける言われは
全くないと思いました。
なんで
「何故、A選手はここまで
 チームに叱咤激励するようになったか」
を、私の知る限りで書こうと思います。
(先に断っておきますが
 これはあくまで、私が彼のサイトを中心に
 見聞した事を、私の裁量でまとめた事です。
 実際の彼の心の動きとは
 異なる部分はあるかもしれません。)


元々
A選手は、「チームの事はどうでも良い」
という考えの選手だったんです。
自分自身が良い走りができれば良い
(それで目立てば良い^^
 なんで駅伝ではいつも1区!)
そういう「利己主義」な選手だったんです。
ただ
そういうA選手にも尊敬する先輩は居て
そのB選手はチームのキャプテンでエースで
そのB選手のために駅伝でも頑張る
そういう人でした。

実際にA選手、B選手の活躍で
チームは途中までトップを独走しますが
最後に崩れて結果、惨敗してしまいます。
(目標だった来年のシード権にもわずかに届かず)

A選手的には、
自分と尊敬するB選手は大活躍の走りができて
「大満足」のはずだったんですが、
「チームとしては」負けてしまった・・・
その事に悔しさを感じたA選手は
翌年、B選手が卒業したチームを引っ張る事になります。
今までは
「自分が目立てるように」1区だけを走っていたのが
エース区間を走るようになりました。
すると
A選手がエース区間で素晴らしい走りをした事で
チームが勢いに乗り
他の選手も頑張って、チームは大躍進を果たします!

「自分だけが良ければ良い」
と思っていた選手が
「チームとして」勝つ喜び/負ける悔しさを知って
A選手は、ますます駅伝の魅力に取り付かれます。

チームとして勝ちたい

そういう思いにより強く駆られるようになった
A選手は
ますます努力して自分が強くなろう、
とするだけではなくて
「チームのみんなが強くなるため」に
精神的にもチームを引っ張ろうと
あがくようになります。

その悩みとか苦しみ・あがきとか喜びなんかが
赤裸々に綴られたのが
彼のホームページだったのです。
もちろん
それには賛否両論はあったでしょう。
でも
元々、A選手自身が有言実行タイプだった事あり
彼にとっては「必然」だったんだろう
とも思います。

こういう過程を
リアルタイムでしっかりと心に刻んできた私には
2ちゃんねらーたちの行為は
「何も知らないくせに己の勝手な倫理観で
 必死に戦った人間を私刑に処した」
としか思えないものでした。


###
こういう事例を知っている
(というか心に刻んで居ますよ)
人間としては、
デジタルアリーナの一連の記事は
看過できるものではない、です。


元々、私は
コメントスクラムなどに対しては
(サイト主の)対応の是非と荒らし行為の是非は
 切り離して論ずるべき

という意見を持っていました。
そこでも書いたんですが、
「サイト主の対応がまずかったから
 こういう事になったんだ」
みたいな論理は
「悪いヤツなんだから
 殺されたって当然だ」
という理屈で殺人を肯定するようなもの
じゃないかって思う。

だいたい
「手を下した」ヤツが居るのに
「自滅した人」もクソもないだろって思う。
いや
「手を下した」人間は
「一人じゃない」んでしょうけども
「集団になった」からと言って
一人一人のやった事の責任は無くなる訳じゃない。
集団でリンチしたなら
やったのはあくまで「集団」であって
参加した一人一人の責任が無くなる訳じゃ
ないでしょう。

似たような事を書いていても
祭られない人だって居るだろうって思う。
それは
「たまたま運が良かっただけ」
って言いたいんでしょうが
そうじゃなく「手を下すヤツが居なかっただけ」
とも言えるんじゃないかと
私は思う。


もちろん
2ちゃんねらーにも色々、居るんだって思う。
でも
「祭り」という名で私刑を行う人間が
「2ちゃんねらー」という鎧を隠れ蓑に
自分(たち)を安全圏に置いてるって事は
指摘しておいて良いと、思う。
あと
2ちゃんねるが
そういう「卑怯者」たちを繋げる場としても
機能している事も、指摘しておきます。


追記:こちらの記事も紹介しておきます。
デジタルARENAは自分が媚びへつらっている、その対象すらよくわかっていない
あー、上手くまとまってますねぇ。
単に感情的な自分の文章が恥ずかしい・・・
posted by めたか at 23:57| Comment(0) | TrackBack(1) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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