2005年09月17日

メタ論と投票行動

(この記事の概要)
・今回の選挙で多くの有権者は
 「政策レベル」ではなく
 もっと「メタ」的な視点から投票した
・有権者が「賢すぎた」ためにこの結果に
・「メタ論」に行き過ぎると
 当事者である事を忘れてしまう、と思う
・大二病より高二病になろう


###
こんにちは。
代表戦に名乗り出たのに
マスコミにすっかり無視されている
川村たかしの処遇に涙が止まらない
めたかです。
支持者」にすら
「なんで出ないんだ」みたいに言われてる有様。
涙が止まんないよぉ!


さて
今回の選挙の結果について
色々な人が「分析」をしていますけど、
でも、多くの人が言ってる事って
そんなに大差、ないですよね。
「小泉マンセー」な方々の言ってる事も
「愚民だ」って怒ってる方の言ってる事も
その「内容」については実は大差はない。
簡単に言うと
今回の選挙で小泉さんが支持されたのは
「筋を通した」って事じゃないか
という事、ですよね。

一方、民主党の「敗因」も
色々な「分析」はありますけど
でも
「政策レベル」ではなく「方法論レベル」で
国民に信頼されなかったから
というのは共通しているって思います。


つまりですねぇ。
「政策レベル」って事ではなく
もっと「メタ」なレベルで
判断したって事だと思うんです。

だから
「国民が馬鹿だから」みたいな意見って
外してるって思うんですよね。
逆に「国民が賢すぎたから」
この結果になったんだって事でしょう。

でも
それって、どうなんでしょう?


色々なブログで書かれていた記事は
選挙前も
選挙結果を受けてのものも
なんかね「分析」ばっかりなんですよ。
その結果が「自分にとって」
どういう意味を持っているのか
そういう視点での記事は、ほとんど見られない。

それって、どうなんでしょう?


###
「圏外からのひとこと」で
興味深い記事がありました。
ホワイトバンド問題に議会政治の原点を見る

この記事での「見取り図」
小二病、中二病、高二病、大二病
この分類によれば
多くの人の「選挙に対する態度」って
大二病だなって思うんです。

それは確かに
「小二、中二、高二」といった態度より
「レベルは上」なのかもしれません。
だけど
それがなんぼのもんなんだ?
って思うんですね。


###
具体的な事を書きましょう。
去年の野球界の問題に対して
その問題の初期に、こんなふうに書きました。
言っときますけど、
私は、この問題を論じたいんじゃないですよ。
そうじゃなく、
少しでも良い解決へ、持って行きたいんです。
その為に、
どうしたら良いか、
考えたり提言したりってのを、
このブログでやっていきたいって事で。

それで
「分析なんかどうでも良い。
 分析屋なんかになるな」
って事で、
どうすれば球団合併を撤回させられるか
って事を、このブログでアジり続けました。
(残念な事に、力不足で
 合併撤回はかなわなかったんですが・・・)
それは
いくら、カッコ良く「分析」なんかできても
それで好きな球団を失ってしまったなら
野球界が無茶苦茶になってしまったなら

そんな分析なんて、なんの役にも立たない
でしょう。

(そういう事をわかってない人は
 H5さんに言わせれば
 「自分だけが賢いと思ってる馬鹿」
 って事だと思う。)


###
実は、こういう事って
当ブログでは繰り返して訴えてる事なんですよ。
「結局、自分がどうするか?」でしょって。
ずっと当ブログを読んで来て下さっている方は
良く分かってる事でしょうけど。
(知らないって方は、コレとかコレとか、
 コレはちょっと違うかな)
いや、今回の選挙についても
選挙前に、こんな記事を書いてるんです。
想像力をもって一票を投じよう!

要するに、この記事は
上記記事を改めて言ってるだけ、なんですよね。
「メタ論」に行き過ぎると
「頭は良く」見えるのかもしんないけど
自分が当事者って事を忘れがちになってしまう
って思うんです。
(それは「大二病」なんでしょう。)

そうじゃなく
自分が「当事者」って事に立って
1つ1つ、物事を考えていきたいなって。
何度も引いてるこの記事
「政治を当事者として考えよう」
って事を訴えてるものですしね。

「大二病」よりも「高二病」の方が
好感の持てるものだなって思う。
自分としては、そうありたいと思いますね。

自分も「分析好き」ですから
「大二病」の気はありますし
そうやって「メタ」的な立場から構図を見るって
物事を見渡すのに、役立つ事も確かだと思うんです。
だけど
物事を「当事者」として決める時は
そういう「メタ」的な視点を踏まえた上で
「高二病」的な態度で、物事を判断したいなぁ。
(そして、多くの人に、そうあって欲しいなぁ。)


そういう事を、思うのでした。
(また同じ事を書いちゃったなぁ。
 だけど、こういう事を踏まえてる人って
 ホント、少ないんだもん・・・)
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posted by めたか at 08:55| Comment(0) | TrackBack(1) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月16日

日本に「都市型リベラル政党」がない、という不幸

(この記事の概要)
民主党は「都市型リベラル政党」ではなかった
と思う。
そういう意味で
今の日本には、「都市型リベラル」の需要に
応える政党がないのではないか?


###
選挙総括シリーズの記事ですが、
この記事は実は、選挙前の記事
社会の未来像を描いているか?
の続き物です。

圏外からのひとこと
民主党がとるべき道とは何か(宮台真司氏インタビュー) - MIYADAI.com Blog
を読んだ時に始めに思ったのは
(恐らく)essaさんが言いたかっただろう
「民主党には所謂『古い体質』の人が
 多く残っているから」
という事ではなく
「実は民主党も『都市型保守』の政党なんだよなぁ」
という事です。
いや、完全に『都市型保守』の政党ではないですが
旧自由党系の議員は
紛れもなく『都市型保守』でしょう。
あと
「旧社民党系」の人たちも
『都市型リベラル』ではない訳で
実は民主党で『都市型リベラル』な理念の人は
そんなに多くはないって思う。
訴えてる事も
「改革」であり「小さい政府」であって
「都市型保守」の政策と言えるでしょう。

そういう意味で
「都市型リベラル」の理念の人は
どこに投票すれば良いか分からない
という事があったと思います。
選挙後に出てきた民主党への提言
民主党が訴えるべきだったこと!?
で提言されてる「政策」も
もろ「都市型リベラル」の政策でしょう。
そういう意味で
「都市型リベラル」の需要は、
結構あるハズだと思うんですけども・・・

多分、多くの人が望んでいる
「政界再編」は
「都市型保守政党」と
「都市型リベラル政党」の2大政党

という流れだと思うんですけど
今の「自民党」と「民主党」は
どちらもが「都市型保守政党」じゃないのかなぁ。
その「純度」が、どちらが高いか
という競争をしているって感じるんです。

そういう意味で
今の日本の不幸は
「都市型リベラル政党」がない
という事だったと思います。
いやコレは、ここ何年かの流れと言えるかもしれません。
(というか「都市型リベラル」を救い上げた政党って
 今まで、あったんだろうか?)
posted by めたか at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月12日

「選挙」だけが「政治」じゃないぞ!(著作権法改正についてのパブリックコメントの募集について)

(この記事の概要)
・選挙以外にも、政治と主体的に関わる機会がある
・今、iPod課金について
 パブリックコメントを募集中
・主体的・継続的に政治とコミットしてこそ
 選挙の時に、より良い選択ができると思う。


###
選挙、無事に終わったみたいですね。
私、テレビ見るつもりはないんで・・・
結果はどうせ、明日にはちゃんと分かりますし。

ただ、このタイミングで言っておきたいことが
1つ、あります。
政治って、別に選挙だけじゃない、と思うんです。
いや、この言い方は不正確ですね。
「私たちが政治と関わりを持つ時」って
選挙の時だけじゃないって思うんですよ。

なんか
選挙で適当な選択をすれば
あとはもう、その結果にお任せ
っていうものじゃ、ないと思うんですね。
そうじゃなく
選挙の後も、政治家たちが、どういう事をしていくか
ちゃんと見ていかないとイケナイと思うし
それで「それはダメだ」と思うことがあれば
ちゃんと声をあげていかないといけない。
そう、思うんです。


って時に、
文化庁で、iPodに著作権保証金を課金する
って事について、
パブリックコメントを募集しているってニュースがありまして。
これについては
既にmikioさんが記事にしていましたね。

む、文化庁で著作権法改正についてのパブリックコメントの募集やってるな。

この件については、
こちらの記事を読んで頂ければ
(非常に分かりやすくまとまった記事ですので)
と思いますので
冒頭からの話の続きをしましょう。
(この件については
 「眠たくなる」該当ページにちゃんと目を通して
 パブリックコメントを書いて
 記事にしたいなって思っています。
 ちゃんとやれるかな?
 ここで表明してプレッシャーかけておこう。)

こういう「パブリックコメントを出す」
というのも
「政治との関わり」でありますし、
ブログで政策の問題点を議論するっていうのも
小さいけれども
「政治と関わる」事でもあると、思いますね。

そうやって
普段から政治と主体的に関わろうとしている人は
選挙においても
自分なりの考えで、主体的な選択ができるんじゃないかって
思うんです。


(って事で、またこの記事を貼っておきます。
 ・政治アレルギーの正体


それで、関係はなさそうだけど、無い訳じゃないって話
posted by めたか at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月11日

とりあえず投票はしました

色々とブログを見回ってる範囲では
自民圧勝らしいですね。
や、テレビ見ていないので。
(だって、選挙速報しかやってないもん。
 選挙速報って、面白い?
 候補者の万歳、山ほどみてもしょうがないし。)
どうも、めたかです。

えっと
とりあえず、選挙言ってきましたので
ガ島通信さんの「祭り」に報告を。
衆議院選挙 投票「祭」を提起したい!

で、写真をって事だったんですが、
今、デジカメの調子が悪いので・・・
代わりに、簡単にレポを。
朝一、7時ちょうどに行ったんですが
(朝から出かけて、
 8時に帰って来れるとは思えなかったので。)
すでに10人弱、並んでいました。
一番乗りをすれば、空の投票箱が見れる
って思っていたので、残念。
(なんか、ガシャガシャってやってたので
 最初の人は多分、見せてもらってたみたい。
 だけど、
 さっと見せるくらいだったみたいですね、
 もっとじっくりと見せるのかって
 思っていたんですが・・・)
でも、さっさと投票用紙は貰えて、
投票を済ませて、直接駅に向かったら
駅に着いたら7時10分でした。
投票自体は、5分かかってないですね。
(投票所に寄るタイムロスを含めて
 十分くらい、ってトコでした。)

こんな所です。
どうもスミマセン、こんなんで・・・
posted by めたか at 23:59| Comment(2) | TrackBack(2) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月10日

最高裁判所裁判官国民審査

すみません。ドロドロに酔っています。
なんで、
コメントの返事は明日、夜に。
ただ、明日、選挙日なので、
これだけ貼っておきます。
「最高裁判所裁判官 国民審査」に、キチンと参加したいあなたへ

もう1つの「投票」もお忘れなく。
(ちなみに、私は一番下の
 「裁判員制度に関するコメント」
 の部分を最も重視したいと思っています。)
posted by めたか at 23:45| Comment(2) | TrackBack(1) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月09日

想像力をもって一票を投じよう!

(概要)
・メタゲームに勤しむよりも
 主体的に政治と関わろう
 評論家になってもつまんない。
・自分の一票の影響を大きめに想像し
 その「大きな影響」を
 どこの投票すると、どうなるか、
 想像力を働かせて、一番良い選択をしよう



最近めっきり見なくなった流行語
「小1時間ばかり問いつめたい」
どうも、めたかです。
(こういう言葉が流行ったってのが
 世情を表してるなぁ・・・)

選挙、もう3日後なんですね。
明日、明後日は、記事をあげれそうにないので
選挙について、いくつか書いておきますね。


###
まず、こちらを取り上げておきますか。
都市型リベラルとか反対の反対とかメタゲームとか

色々なブログってのを見ていて思う事ですが
政治を「論じる」って人が、多いな
って思うんです。
なんっちゅうかなぁ、「評論家」になっちゃってる
ていう感じで。
個々の政策を論じてるのは良いんですが
各党の手法や選挙戦術を評するとか
印象論を書いていたり
なんか、「その人」から遠い事を書いてるなって。

それって、つまんないって思いませんか?

R30さんのこの記事は
そういう「メタゲーム」をしているより
自分が主体的に政治と関わろうって提言と
受け取りました。
そうですよね。
「自分が騙す側に回れ」というのは大げさにしても
<自分にとって>どういう意味を持っているか
それをちゃんと考えて
政治と関わっていくべきだって思うんです。


###
それと、最近はネットではあまり見かけませんけど
「どうせ一票入れた所で、そんな影響力ない」
みたいな、悲観的な意見に対しては
こんな事を思うんです。

確かにね、
自分の一票くらい、あろうがなかろうが
多分、当落に影響はないですよね。
一票差、なんて事は滅多にありませんから。
あっても、それで1議席しか変わらないし。

でも
そう思う人がいっぱい居ると
その影響は大きくなっちゃうんですよね。
逆に
そういう人たちがたくさん
投票するようになると、それも影響が大きくなる。

だから
「自分の一票なんて、小さい」
と思う人は
こんなふうに思って欲しいんですね。

自分のもってる票を、一票ではなく
100票、いや、1000票、それ以上に
大きく思って欲しいんです。
自分の一票というのは、それだけ影響がある
って、想像するんです。

そうすると
自分の票ってのが、当落に大きな影響がある
って考える事ができますね。
そうなると
その「大きな影響のある」票を
どんなふうに使おうかって思えば良いんです。

その時に
あの候補に投票して、その候補が当選すると
どんな事が起こって、それが自分にどういう影響があるか
を、想像するんですよ。
そして
別の候補に投票して、その別の候補が当選すると
今度はどういう事になるか、
を想像する。

その様々な「想像」の中で
どれが、自分にとって「良い」と思えるか・・・

それを根拠に
どういう投票行為をするか、を決めれば良い
そう思います。


あなたの一票は、確かに小さい
だけど
その「一票」の影響が大きいと想像して
その「一票」が、どんな影響を及ぼすか
想像力を最大限に働かせて
自分にとって最善の選択をする

そんな人が増えれば
何かが大きく変わるかも、しれませんよ。
そんな「想像」を、してみたいです。
posted by めたか at 00:14| Comment(0) | TrackBack(1) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月08日

今日聞いた話でなるほどって思ったもの

今回の小泉さんの解散劇って
ちょっと前、長野で田中康夫知事が
議会ともめて辞職して、再度、選挙した
その手法と酷似している

・・・なるほどなぁ。
(誰か、こういう指摘、してたっけ?
 ま、ポピュリズム政治家、似た者同士
 って事っすね。)
posted by めたか at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月05日

社会の未来像を描いているか?

藤代さん、目立ちすぎです(笑)
(あ、一周年おめでとうございます。)
あと、なりきり眞鍋かをりのほりたみわさんも目立ってますね。
どうも、めたかです。

しかし、私が忙しくて死にそうな思いをしている時に
(昨日も、朝早く出て、帰宅は日付が変わる直前でした‥‥)
なかなか、楽しそうな事をしていますね(拗)
ま、私も、もう少しで「解放」されるんですけど。


そういう状態なので、これだけ紹介を。
笑えない未来像

そうなんですよね・・・
実は、私は「民主党支持者じゃない」って言ってるのって
この辺の事情もあるんすよねー。

今、日本の社会の未来って
確実に、こういう方向に向かってるって思う。
だけど
ホントに、多くの人が、それを望んでるのかなって。

「改革万歳」みたいな事を言ってる人って
こういう事を分かっていて言ってるのかな
って、聞いてみたいと思っています。
それで
「勝ち組/負け組」のような社会が良いって人には
さらに問い詰めて聞いてみたい。
その場合、自分が「勝ち組」に、入れるって
思ってるんですか? って・・・
(「勝ち組」になれる人って、かなり少ないよ?
 というか
 「今、日本に居る人」で、どれだけ居るんだろ?)

私は、その自信がないし、
仮に「勝ち組」になれたとしても、
そんな世の中は嫌だって思ってるから
「この動き」に抗おうって思ってますけど・・・
posted by めたか at 12:49| Comment(6) | TrackBack(1) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月02日

自分の考えで政治と関わっていけば良い

今、日本の「真の失業率」は
9%だそうですね・・・
学生さんは、小論文教室
しっかり読んでおいた方が良いですよ。
どうも、めたかです。


選挙、盛り上がってるって言っていますけど
それって一部の話じゃ、ないですかね?
みたいな事も、思うんですよ。
ホントに選挙率、上がるのかなぁ、って。

ってな事を思っていたら
るし(流使神人)さんトコ経由
こういうプロジェクトを知りました。

「一票いっとく?」プロジェクトについて
プロジェクトのブログもあるんですが
 主催者の顔が見える方を紹介する方が
 良いでしょって思ったので。)

簡単に言うと
「20代の投票率を上げよう」
という呼びかけプロジェクトですね。

あと、
こちらは少し有名のようですが
YES!PROJECT」というのもありますね。

色々な人が、政治に興味を持つ事は
良い事だと思いますので
こういう動きは応援したいと思います。


###
それで、るしさんも書いてますが
「良く理解していない人が投票しても
 無意味ではないか?」
みたいな意見も、あると思うんです。
だけど
私は、それは違うって思うんですよね。

というのは
「政治について、何でもちゃんと理解している」
って人間が、いったいどれだけ居るのか?
って思うんですよ。
だって、政治ったって、色々ありますからね。
郵政とか行政改革の事もありますし
年金とかの制度の事もある、
外交の問題もありますよね、
それら全てを「ちゃんと分かってる」人って
そうそう居ないって思うんです。
というか
政治家にだって、
その中で「得意/不得意」があるんですよ。
得意分野じゃない所では
理解していない事もいっぱいあるんじゃないかな。

だから
「自分の分かってる範囲」で
政治と関わっていけば良いと思うんですよ。
自分の興味の持てる事で
意見を表明すれば良い。

そうすると
色々あると思うんですよ。
例えば
音楽好きなら、レコード輸入権って問題が
あったじゃないですか。
そういう「音楽リスナーの権利を阻害するような事」
を政治がするって事を
許して良いんですか?

そういう視点から
投票しても良いと思うんですよ。
またね、
例えばスポーツ好きなら
スポーツを振興してくれそうな所を
支持するってのも、ありだと思う。

何がその人にとって一番大切か、は
人によって違うのですから
その「大切なもの」を基準に
政治とも関係すれば良いんじゃないかなって
思うんですよ。
もちろん
「年金」とかで考えるのもオーケー。
(私は、とりあえず
 年金と失業率で考えるかな。)

そう考えると
色々な「争点」があると思う。
憲法って事で、考えても良いと思いますよ。
また
ちょっと前に反対が多かった
盗聴法とか、住基ネットとかも
「争点」になり得るでしょう。
もちろん、「人権擁護法案」でもオッケー。

別に
首相が言ってる事や、
メディアが言ってる「争点」が絶対で
それで選ばないとイケナイ訳じゃない、んです。
自分が大事だと思ってる事から
自分が「争点だ」と思う事で
選んでいけば、良いんです。

たくさんの人に
「政治に関わりましょう」って
呼びかけるプロジェクトに対して
こういうメッセージを送りたいと思います。


あと続きを読む
posted by めたか at 01:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月31日

「郵政改革」ができなければ「他のもっと難しい改革」はできない、のか?(今度の選挙について・パート3)

今日は(関西圏は)涼しかったですね。
これくらいが一番、過ごし易いですね。
どうも、めたかです。


さて、選挙について、ですが
盛り上がってる、んですかね?
色々と話題にはなってるみたいですが。
(でも、団藤さんのコレはなぁ。
 そういう比較って、意味は無いと思う。
 まぁ、「ブログ」だけに閉じこもる考えへの
 戒めって考えれば良いんでしょうけど。
 もっとも「ブログ界」って何って
 考えも、あるんですけども・・・)

まぁ、過大評価もせず、期待もし過ぎずに
自分の思う事をみんながやっていく
その積み重ねが
ひょっとすると少しは大きな動きになる
ってふうに考えれば良いのでは?


って事で、私の思う事を書いていきます。
今日は、自民党首脳陣が
「何故、郵政を争点とするか?」の理屈を
論理的』に検討しようって話です。


###
材料とするのは
方々で話題になっているこの記事。
やはりマスコミがひた隠しにする郵政解散の理由と争点

別に「ひた隠し」じゃないって
思いますけどねー。
いや、そういう話じゃなくて
ここで取り上げたいのは
「自民党首脳陣が郵政を争点とする理屈」
です。

小泉首相は、こう言ってますね。
これが出来ないでどんな公務員削減が
出来るのでしょうか?
どういう行政改革出来るんでしょうか?

一方、中川国対委員長も
こんな事を言っている。
歳入が40兆円しかないのに支出が80兆円もある。
こんな事で国が持つ訳が無い。
80兆のうち40兆は公務員の給料。
それを削るには公務員を減らすしかない。
だから経営が優良な郵政からやる。
これが出来なきゃ公務員なんか減らせるわけ無い。
日本は持たない

もっとも、郵便局の公務員には
「税金は使われていない」
って話らしいんですが、
ま、そんな事は良いんです。

そうではなく
ここに「共通する理屈」ってのが
あるんですよね。
それは
「郵政改革のような『簡単な改革』が
 できなくて
 『もっと難しい改革」はできない」
って事。

「簡単な改革」ができなければ
「もっと難しい改革」はできない
・・・
これって
このブログでずっと説明してきた
AならばBである
の論理ですよね!

ちょうど、この「論理の説明」に
具体例が足りなかったね
って話もありましたので
良い機会かなって思いました。
ので、今回はこの論理を検討したいと思います。


##続きを読む
posted by めたか at 23:46| Comment(24) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月27日

権謀術数なんて支持したくない

体調を崩して、少し止まってしまいましたが
政治関係の「ややこしい話」についても
更新を再開しましょう。

で、今日、絡むのはessaさんの記事。
「干からびたチーズ」という政治的言語

この話、essaさんの文章力で
何か「新しい感覚」のように思えちゃいますが
冷静に考えると、全然新しくないと思う。

だって、こういう事って
要するに単なる「権謀術数」じゃん。
いかにして、自分(たち)の有利なように
物事を進めて行くか、という工夫の1つでしょう。
そういう「権謀術数」って
大昔から、あるものじゃ、ないですか?

確かに、加藤紘一には、こういう感覚はないですね。
だから「加藤の乱」も、失敗したのでしょう。

だけどねぇ
もう、そういう「権謀術数」で
世の中が動いていくってのは
もう止めにしたいって、思うんですよ。
そうじゃなく
もっと、内実で評価するような
そういう方が良いって思うんです。

確かに、少しはそういう感覚を
分かってるってのが必要なんでしょう。
って事、昔、書きましたし。
さらに広く「政治」を捉えると・・・

でも
「誠実さ」というのが
最大の戦略であるってふうに
世の中、進んでいくべきだって
私は思っていますので・・・


(参考)
秋の気配
「刺客」で大騒ぎの選挙

どちらの記事も
小泉さんの「選挙手法」について書いています。
こういう事で、日本の将来が決まっていくって
それって、良い事なんですか?
posted by めたか at 23:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月23日

郵政民営化の議論について(今度の選挙について・パート2)

んと・・・
なんか、ライブドアが重いようですね。
「選挙効果」でアクセスが増加しているんでしょうか。
だとするなら
ホリエモンの思惑通りだなぁ・・・
あ、めたかです。


選挙シリーズですが
2回目は、
小泉首相とその周辺が「争点だ」と主張している
郵政民営化について論じてみましょう。
私は、それだけで判断するのは
どうかって思ってるんですけども
一応は「争点だ」と言って
総理が解散したのですから
避けて通る訳にはイカナイでしょう。
これを、ちゃんと論じておかないと
先に進めない人も
居るかもしれませんし・・・


まず、私の基本的な考えは、
前に書いた通り
「強い賛成でもなければ強い反対でもない。
 勉強不足で良く分からない、
 だけど今の賛成の論理には納得できない。」
って所です。
その辺りについて、
どういう切り口で説明していこうかな
って思案していた所、
良い記事を見つけました!

民営化の議論てこんな感じか?

特に、この図の所をクリックして拡大して
絶対に見て頂きたいです!
いや、この図、ホントに分かり易い!
そうですよね、
民営化したって
その資金が「公」から「民」に流れる事は
ないと思うんですよねー。
だって
「民営化する」って要するに
郵便局が民間の銀行みたくなる
って事だと思うんですけど
今、銀行って
国債ばっかり買って、民間にあまり貸してない
(貸すとすればサラ金や日栄とかで
 そこを介して「高金利」で貸してる訳で)
って話でしょ?


それで
こっからは私の意見になるんですが。
「郵便局を民営化する」って
郵便貯金や簡保の資金源を「管理・監督」するのが
総務省か、金融庁(旧大蔵省)か
って事じゃないのかって思うんですよ。
それ以外の事って
あまり大きな事ではないって感じています。
その「大きな資金」の行き先について
権力抗争しているって事でしょ
ってのが、郵政民営化についての争い
を見ていての、私の感想です。

だから
「強い賛成でもなければ強い反対でもない。」
ってなっちゃうんですよ。
だって
そんな権力争い、どっちも支持できないでしょ。
そして
「勉強不足で良く分からない」
というのはですね、
そういう「権力争い」って側面を無視して
冷静に「総務省か金融庁か」って事を判断するには
金融関連の事に疎い私には
ちょっと判断しかねるなって事なんです。
(この辺、ぼちぼち勉強しようって
 思ってるんですけどね。)


ただ
ファイナンス系の知識のない人間として
外野から、この「権力争い」を見ていて
思う事を書くならば、
こんな感じになるかな。

「総務省か金融庁、どっちがマシ」
って事は良く分からないですけども
だけど、今、実際に「銀行」を監督してるのが
金融庁な訳ですから
それに一元化するよりも
多様性を保っていた方が
リスクヘッジとして良いんじゃないかな
ってのが1つ。

それと、ですね。
「官僚制度の改革」ってのは
ここ何年もの間、ずっと行われてきたんですが
その目的の1つが
「権力の強すぎた」旧大蔵省の解体
だった訳ですよ。
それで
財務省と金融庁に分けられた訳ですし。

小泉氏って大蔵族だって言われているんですが
そんな小泉氏の「改革」って
分割され弱体化させられた旧大蔵省が
再び権力を握る為の「権力闘争」
に見えて仕方がないんですよ。
結局、彼も族議員で
族議員同士の権力争いに過ぎないんじゃないの
ってふうに思えるんです。


後の方に書いた「個人的な意見」の方が
やや極端な見方かなって思いますが
そういう視点もあるって事で・・・



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2005年08月22日

今度の選挙について

「日本」って新党の
小林こうき議員って
人気取りのためか名乗りではしたけど
 大した事は何もせずに終わった
1リーグ反対議連」
の一人だったんですね。
合併反対サイトアンテナ、未だ置いておいてくれて
良かったですよぉ。
こーゆー事、分かりますもんね!
あ、どうも、めたかです。


今度の選挙については
なんとなく、小泉支持の人が多いようですね。
まぁ、私の巡回先では、
そうでない人も結構居るんですけども
なんか
昔の「小泉フィーバー」の頃を思い出しますね。
あの時は
支持率90%以上、とかで
不支持だった私は、
何を言っても「多勢に無勢」って感じだった
(ネット上では。プライベートではあまり
 政治の話ってしないですし)
んですけど
ひょっとすると今も、そんな感じかなぁ
「またアウェーか・・・」(c)コリッキー)
みたいな。

ま、多勢に無勢でもかまわないから
自分の言うべき事は言っていかないとな
って思っています。
essaさんには「知識人」なんて
言われるのかもしんないけど(苦笑)
(でも、essaさんのこの論は嫌いだなぁ。
 なんかイジメの論理みたいだ)
なんで、
少し遅ればせ、ですけども
「アウェー戦」開始します(笑)


んで、最初はツカミとして
ゴーログのこの記事を材料にしましょうか。

ネット世論は旧勢力を駆逐する小泉支持なのか?

その中で、ひっかかったのは
この部分。
小泉は少なくとも、
ずっと『郵政民営化』は唱えてたわけだし。
確か自民党のマニュフェストにも
乗せたんだよね


「確か」って・・・
調べろよ(呆)
(調べずに、何となくイメージで
 支持しているって・・・良くないと思う。)

って事で、調べてあげました(笑)

前回選挙での、自民党のマニュフェスト
(自民党では「選挙公約」って言ってましたね)
は、これですね。
小泉改革宣言 自民党政権公約2003
こちらのページに過去の公約が整理されています。
 便利ですね。)
この公約の中で、郵政民営化に関わるページは
こちらでしょう。
そこから引用します。
郵政事業を2007年4月から民営化するとの
政府の基本方針を踏まえ、
日本郵政公社の経営改革の状況を見つつ、
国民的論議を行い
2004年秋頃までに結論を得る。

(強調は引用者)

要するに
「基本的に民営化の方向で動いてるけど
 ホントにどうするかは
 これから議論して決めるんですよ」
って事ですね。

それで、
この部分をもって
亀井氏とか「郵政民営化反対派」の議員は
「話し合って決めるんだから
 話し合えば反対になる」
と言って、選挙を戦っていた訳ですよ。
そして
そういう「ダブルスタンダード」が行われている事は
種々の報道で、
小泉氏は知らないハズはなかったでしょう。
だけど
実質、それを「黙認」していた
(そりゃ、聞かれれば
 「郵政は民営化する。それは公約にも書いた」
 って言っていましたけど
 「反対になる」って選挙で言ってる候補者を
 公認しない、などはしなかった訳で)
それで、両方の「良いトコ取り」をしていた
ってのが、前回の自民党の選挙だった訳ですよ。
(私はそれを「ずるいなー」って思ってたから
 忘れないですよー!)


って事です。
小泉氏って、改革ってイメージは
振りまいては居るけど
実際にやってる事は、どうなのって。
それは、ずぅっっっと、思ってる事です。


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posted by めたか at 22:54| Comment(0) | TrackBack(3) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月20日

『自動車はアヘンだ』という暴論について

単純に寝坊で、朝一の用事に間に合わなくなった
めたかです。
って事で、久々に更新をまとめて。
(書きかけていたネタだったんですけどね)


今週の半ばくらいから
ひっさびさに、色々なブログを見て回っていました。
んで、眞鍋ブログも久々に見たんですよ。
そうすると、都会での駐車場のネタだったんですね
最新の記事が。

うーむ・・・

ついに
この禁断のネタの、
封印を解く時が、来たのか・・・

それは、この本です。


その内容の概要については、作者の作ってる
こちらのページを見れば分かると思うんですけど‥‥

自動車はアヘンである。
その使用者に、おのずとそれへと
手を伸ばさしめる点において
アヘンであるのみならず、
彼らの健全かつ正常な判断力を
失わせる点においても、
自動車はまぎれもなくアヘンである。


笑っちゃうくらいの暴論なんですが
でも、ある一面の真実を突いていたりするって
思うんですよ。

いえ、
「自動車が原因」とまでは思っていないんですが
最近の、利己主義な風潮(それを良しとする風潮)が
自動車という「外と隔離された空間」で
助長されてる側面は、あるかもしれません。

その一例として
横断歩道で止まらない車が、
多い、というか、
そっちが標準だと思うんですけど、
でもコレってホントは交通違反なんですよね。
交通違反の点数表を見れば
「横断歩行者等妨害等」は
反則点数2点、罰金9000円なんですよ。
(普通自動車の点数)
横断歩道は、
渡ろうとしている歩行者が居たら
車は止まらないとイケナイんですが
実際は、歩行者の方が、車が来たら止まってますよね。
車が来ない時や、
たまたま親切な車が止まってくれた時に
やっと渡れるって感じなんですけど
「親切な車」じゃなく、ホントは全部、止まらないとイケナイ
(止まらないと、反則で点を引かれて罰金)
んですが・・・

でも、それを知らない人、結構居るんじゃないか
って思うんですよ。
(実際、私は、免許取りに行くまで
 横断歩道で車は止まらないとイケナイって
 知らなかったんですよ)
つまり、それだけ
「車は止まらないのが当然」って
なってしまうくらい、止まってる車が少ない
って状況じゃ、ないかなぁ。


他にも
最近、抜け道マップやらカーナビやらのせいで
地元の人間しか使わないハズの細い道路でも
結構なスピードで車がビュンビュン飛ばしています。
そのため
大きな道路は、それが当然だと思いますけど
そういう「地元の人用の道」でさえも、
「自動車優先が当たり前」になってしまっている。
でも、そんな道路って
子供とかお年寄りとかが、
ゆっくり使うような道のハズなんですよ。
だから、そういうスピード感が支配している
道であるべきって思うんです。
だけど
「車が危ないから気をつけなさい」
と、萎縮して使わないといけなくなってる。
なのに
車の側に「歩行者に気をつけて」ってそぶりもないって
そういうスピードで走ってる。
(こういう所を通り抜けする車って
 「大きな道が混んでるから抜け道で急いで」
 って事だから、大きな道路のスピード感で通ってる
 んでしょうね。)

そういう意味で
今の社会って随分「車の横暴がまかり通る社会」
じゃないかって思うんです。
だいたい
法定速度を守ってる車がどんだけあるのか
って話ですしね。
だから「あそこでねずみ取りやってるよ」
なんて情報がやり取りされたりするし、
スピード違反への取り締まりへの反感も
当たり前に表明されてる。
要するに「そんなもの守ってられるか」
って事でしょう?

そういう意味では
「自動車が利己主義を助長している」
なんて意見が、出てきたっておかしくはない
って思う。
まぁ、私は「自動車が原因」とは思ってないですけど。
だって、
自転車だって「危ない我がままな運転をするヤツ」は
山ほどいますし。
だけど
自転車と自動車じゃ、
「危ない我がままな運転」をした時の危険度が
全然、違いますからねー。


###
なんですが、
そういう「自動車の問題点を考える」意見って
今のマスコミで取り上げられる事は
ないと思うんですよ。
それは
要するに「スポンサーに気を使って」
って事でしょうね。
今の日本で、「最強の企業」ってTOYOTAでしょうし
日産やHONDAなども力を持ってる。
そういう「自動車業界」の機嫌を損ねそうな意見を
わざわざ取り上げるような
チャレンジングなメディアが
あるのかって事です。
地方都市型過疎って話
 アンタッチャブルな話題になってしまってる
 って話と似ていると思う。)
『自動車はアヘンだ』って暴論が
メディアで紹介される可能性は、ゼロに近いと思う。

って事で、
ここで紹介する事にしました。
車社会の是非とか、どうあるべきかって事を
根源から問い直す必要は
環境って側面からも、あるって思うんです。


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posted by めたか at 11:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月02日

差別とは・その3 の続き

えー?
ハードル低く思われた方が良いじゃん?
あ、めたかです。

昨日「続きは明日。」って書いた
差別の話の考察を書きましょう。
(別記事にしました。
 皆さん、この件、考えられました?)


まず、
事例が2つありましたね。
確認しておきましょう。

「賃貸住宅をピンクに塗った韓国人が
 いたのでうちは韓国人お断り」
という主張は差別です
という話に対し
実際に不動産業者の経験で
韓国人に貸すと上記のようなトラブルが
起こるリスクが高い、と考える場合
このような行動は合理的じゃないのか

という反論がある、という話でしたね。

で、2つ目の私が出した事例は

職場に居た2人の外国人が
3つ残ったお土産を
私が居るにも関わらず残さず食べてしまった
「日本人だったら残してくれた」
って思った、という話、でした。

まず、2つ目の事例ですが
「具体的に相手に向けた言動が無い段階では
 差別とは言えない」
って事は言えるんですが
「差別に繋がる心にはなるのでは」って事で
進めて行きたいと思います。

で、
ここで「論点」になるのは
「日本人だったら残すけど
 外国人は残さない」
という考えが合理的かどうか、だと思うんです。

これは
「日本人なら必ず残す」って訳じゃないし
「外国人(西洋人)は必ず残さない」
って訳でもないんですけども、
「日本人では残してあげる」のが一般的で
でも、外国人には、そのような慣習はない
と考えられるのではないか

ってのが根拠になるんでしょうけど、
でも、それって本当か?
って事が、問われないとイケナイでしょう。

そこを判断するには、
相手の国の文化とか社会通念とかを
ちゃんと理解していないと
できないなって思います。
本当に、西洋の国では
「周りを見て、みんなに行き渡るように考え
 自分の分を取る」
そういう習慣はないのだろうかって。
例えば
色々なものを「シェア」しようって事は
西洋でもあるみたいなんです。
だけど
ここまで細かく気を配って分けよう
という文化は、ないんじゃないかなって。
でも、どうなんでしょう・・・


###
で、問題の韓国人の話に行きましょう。

論点となるのは
「韓国人とは不動産のトラブルになりやすい」
というのが合理的かどうか
でしょうね。

これは
韓国人の全てが不動産トラブルを起こす訳ないし
日本人の全てが不動産トラブルを起こさない
って訳でもないですけど、
日本人では
「人様から借りたものは丁寧に使うべき」という文化がある
でも、韓国人にはそういう文化はなくて
「借り手だろうが自分の主張を通そうとして
 相手の都合は考えようとしない」
そういう人が一般的(それが悪いとされていない社会だ)

同じように考えるのなら
このようになる訳で
これが本当かどうか、が問われないとイケナイでしょう。

でもね、
これ、本当なんでしょうか。
私は、それほど韓国通って訳じゃないですけど
でも、さすがにこんな事はないだろうって
思っているんですけど。
だって
韓国も基本的に「儒教文化」ですよね。
それで、こんな利己的な社会通念には
ならないんじゃないかって・・・

上記のように考える人って、
韓国の事を、どれくらい知っているんでしょうか?
韓国に長く滞在していた経験があった
とか、そういう上で、こういう事を言ってるのかな?


#(ここからは、この件についての私の独断のまとめです)
posted by めたか at 23:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月01日

差別とは・その3

前に
「賃貸住宅をピンクに塗った韓国人が
 いたのでうちは韓国人お断り」
という主張は差別です

という話を紹介したのですが、
これを書いた記事に、反論コメントが殺到し
結果、炎上してブログが閉鎖されてしまった
この件について、もう少し考えてみます。

と言っても、
「ブログの炎上」について考えるのではなく
「差別」について、考えるんです。

私自身は、
上記の件は、明確に差別だと思っていますが、
その私が、その立場で色々述べても、
あまり「面白くない」かなって思うんですよ。
で、
今、読んでいる本に
「意見の不一致や相違を作り出し、
 それを利用するべきだ」
みたいな話が書いていますので、
上記の件を「差別でない」と考えている方々の
考え方に沿って、考察してみたいと思います。
(それが、考え方を深める事になるって)

元記事は消えてしまったので
私の記憶から想起したものになってしまうのですが
代表的な「意見」は
次のようなものだったと思います。

実際に不動産業者の経験で
韓国人に貸すと上記のようなトラブルが
起こるリスクが高い、と考える場合
このような行動は合理的じゃないのか


それで、
私自身は、この考え方に共感が出来ない
(私が、韓国人の人と不快なトラブルにあった事が
 全くありませんでしたので。
 何人か関わり合いになった方は居ますが
 みんな良い人でした)
ので、少し別の事を考えたいと思います。


かなり前の話なんですが、
ある日、私は職場に休日出勤したんです。
やる事がありましたので。
部屋には私一人かなって思っていたら
外国人(ヨーロッパ系)の同僚が2人居て
英語でディスカッションをしていました。

部屋にはお土産(確か東京バナナ)があって
包装は開いていて
残りは3つ、でした。
なので私は
「実験の合間に頂こうかな」って思っていました。

1時間程、実験をしてから部屋に戻ってきたら、
そのお土産は無くなっていました。
というか
「食べ終わった後」で
包装(1個1個のパッケージの包装)3つ分くらいが
散らかして居ました(笑)
(多分、まだディスカッション中だったので
 後で片付けたんでしょう。)

まぁ、お土産って
全員が「食べる権利のあるもの」でもないし
その時にいる人間が好きに食べれば良い
だいたい、好意で置いているものですし、
だから良いんですけども
でも、その時に私、思っちゃったんですよ。

「日本人だったら、ちょうど3つ残ってたんだから
 私の分、残してくれていたよな」
って・・・
(まぁ、セコい話ですね。
 書いてて悲しくなってきた・・・)

一応、書いておくと
その外国人の人たちは、とても良い人たちで
日本人の「心」も、だいぶと分かってくれる人
だったんですよ。
だから、この人たちに不快な思いとかは
全然なかったんですけど
でも、こういう微妙な所で
「自分たちとは、違うな」って・・・

実は、若隠居さんのコメント欄でのやり取りで
思い出したのが、この事なんです。
なんで
「私が、こう思った事も
 ひょっとすると差別の心の端緒と言えるかも」
って考えたんです。


どうなんでしょう?
少し考えてみましょう。


##ここをクリックする前に考えてみませんか?
posted by めたか at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月24日

「タバコを吸う女は嫌いだ」は差別か?

今日、家に帰ってきた所で、
祇園祭の神輿が交差点を回転してる所に遭遇しました。
めたかです。
祇園祭って、
「宵山」と「山鉾巡行」だけって
思っている人は、結構居るかもしれないですけど
実は、7月、丸一ヶ月間に渡る
「長丁場」のお祭りなんですよね。
(興味のある方は、この辺のページを)


さて、書ける時に、溜まったネタを
ガンガン書いていきましょう。
先ほど約束した、差別の話から1つ。


かなり昔の話ですが、
喫煙についての「議論」の中で、
ある人が「タバコを吸う女は嫌いだ」
というのは、喫煙者を差別しているって
言っていたんです。

えぇ? そうなんかぁ? って思って
私はその時は
「じゃぁ、『暴力を振るう男は嫌いだ』も差別なの?」
なんて返していたんですが、
でも、
心の中ではずっと、この事が引っかかっていました。

だけど、
ある時、気がついたんです。
「タバコを吸う女は嫌いだ」
は、差別だった
なって・・・

ただ、それは
「喫煙者に対する差別」ではないんです。
そうではなく、
これは女性差別なんです。

いや、
「タバコを吸う女は嫌いだ」
と言ってる人が
「タバコを吸う男も嫌い」って言うなら
それは、差別ではないと思う。
「タバコを吸う」という行為を嫌ってるだけ、でしょう。
だけど、
「タバコを吸うは嫌いだ」
と、
わざわざ「」と断って言ってるのは、
そう言ってる人は大抵、
「女性限定」でタバコをすう人を嫌ってるんでしょう。

これは、つまり
「女はタバコを吸ってはイケナイ」
という価値観が、背後にあるって事だと、思うんです。


ま、
これには異論はたくさん、あるだろうなって
思っています。
また、
「例外的事例」も、結構ありそうだなって。
例えば
ちょっと思ったのは
「タバコを吸う女が嫌い」というのを
男性が「恋愛対象として見る事が出来ない」
って意味で言ってる場合はあるかなって。
その場合は
「女」である事ではなく
「異性」である事が重要な訳で、
そういう場合は、差別にはあたらないかなって。

ただ、
「タバコを吸う女は嫌いだ」
という言葉の裏に
女性限定で、その行動を規制する考え方があるなら、
それは、差別なのではないかって
思っているんです。
posted by めたか at 22:53| Comment(7) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「国際感覚」とネット感覚

しまったぁ!
「かま騒ぎ」撮るの忘れてたぁ!
・・・ま、良いか。
(色々、気力が萎えています)
めたかです。

でも、気力は萎えていますけど、
ネタはホント、溜まっています。
とにかく、なるべく吐き出していきたいと
思います。
(塊については、今日、帰宅したら
 まとめて処理します。)

まずは「ネット万歳」って記事から。
炎上について辛辣な事を書くので
(ってほどでもないけど)
その前に「ネット利用者」に媚を売っておこう
ってセコい思惑で(笑)

ま、そんな訳ぁないですが、
そういう話です。


良く「日本人は国際感覚がない」
なんて言われますよね。
それで、
海外経験の多い人とかが
「海外では(普通)こうなんだ」
みたいな事を、言ったりしています。

でもね、
そういう人の言う「海外」って
海外の中でも、ごくごく一部のみって
思うんですよ。
例えば、世界中のたくさんの国の経験があっても、
そういう人って、
それぞれの国の「ある特定の層」ばかりを
経験してる、みたいになってるんじゃないかって。
世界中の国の人を知っている、
と言っても、
それはみんな生物の研究者だった、みたいな感じで。
で、
それは「国の違い」よりも、
どういう層の人か、の違いの方が
大きい場合だって、あると思うし。

1人の人間が経験出来る事って
やっぱり限界があるって思うんですよ。
特に、世界って広くって
しかも、様々な事があるのに
(日本では、割と均一な社会って言われてるけど、
 そんな国は珍しいって言えるかもしれないし)
その「狭い経験」だけで
分かったような事を言うって
何か、違うって思うんです。

だから、私は思うんですよ。
本当の意味での「国際感覚」って
世界にはホント、色々な事があり、色々な人が居て
自分の知っている事など、
そのごくごく一部にすぎないって事を
ちゃんと実感を持って「分かっているか」
って事じゃないかって。
その多様さを認める事なんじゃ、ないかって。

って事を考えた時に、
ネットって、そういう「感覚」を
身につけるのには、非常に良い場所じゃないかって
思うんです。

と言っても、ですねぇ。
それには「条件」があると思う。
それは、「多様な意見」に触れ合おうとする事。

ネットにはホント、色々な場所があって、
色々な意見が溢れています。
でも、
多くの人は「自分にあった所」のみを
見ている、参加してるんじゃないかって思うんです。

それじゃぁ、「国際感覚」ってふうには
いかないだろうなって。
そうではなく
多様な意見に触れ、ぶつかり合っていく中で
「国際感覚」ってのが身に付いていくんじゃないか
って思うんです。
だから
「ネット」をそういうふうに使っていけば
良いんじゃないかなって・・・
posted by めたか at 08:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月22日

関東は涼しく、関西は暑い夏らしい

一昨日は、お勉強用の暗記カードを作っていて
気がつくと日付が変わっていて、
昨日はカネシゲ監督のチャットに参加していて
気がつくと日付が変わっていて
更新できませんでした。
(昨日は、日付変わる前に終えたんですけどね、
 コメントの返事とメール書いていたら日付変わりました。)

という事で、
禁断の「お昼休み更新」をします。
(今日も帰るの遅くなりそうで、明日も朝早いので)
なので、かるーいネタから。

こちら関西では、本当に暑い日々が続いています。
昼間が暑い、だけではなく
夜になっても暑いまんま、という毎日で
「いよいよ夏、本番だなぁ」
って感じなんですけども。
(ちなみに暑いのは大好きです。)

で、これはほぼ日本中でそうだと思っていたのですが、
最近、関東方面へ出張から帰ってきた人間が
口をそろえて「こっちは暑い」と言うのです。

なんでも、
東京とか関東のほうは、結構、涼しいらしいです。
昼間は、さすがに、それなりに暑いらしいんですが
夜になると、かなり涼しい、との事で。

なんで、
関西に住んでいて関東に行く人
関東に住んでいて関西に行く人、は
そのつもりで居たほうが良いと思われます。

や、こういう事って、ニュースになってるのかな?
でも、
結構、身近でしかも、知っておいた方が良い情報ですよね?
posted by めたか at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月20日

差別とは何か、再び

急遽、記事アップ。

「賃貸住宅をピンクに塗った韓国人がいたのでうちは韓国人お断り」という主張は差別です

この方の、差別についての真っ当な考え方に、
もの凄い数のコメントが付いている
(ほとんどが反論っていう・・・
 始めの方しか読んでませんけど。)

参考:私の昔書いた関連記事
「差別」とは・・・

えっと、先に言っておきますけど、
私は匿名のコメントは削除しますので。
匿名否定派ではありませんが、
自分のブログで匿名さんと議論するつもりは全くありませんので。
(これも参考:『棲み分け』が大事(ネット言論の多様性を保つために)
posted by めたか at 00:24| Comment(4) | TrackBack(2) | 社会・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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