さて、
さっき書いた民生さんのインタビューについて、です。
facethemusicさんの記事に、
概要はありますが。
とりあえず、ここでは民生氏の2つの発言を引用しましょう。
「そうですよ。もめてますよ。ずーっと(苦笑)。
もちろんCCCDで理由もあるのだが・・・・・・
CCCDも技術が進歩して、音が悪くならないようになる
可能性も大なんですよ。
でも、それを待ってるのかっていう。
僕たちは犠牲になっとるんじゃないのっていう。
そういうこと言ってるってことで俺はレコード会社の中て
非常に目立ってしまってるんだけど、
なんてほかの人は言わないのかなって正直思うんですよ。」
「ま、そのね、俺のスタンスとしては、
困難にぶち当たったときに、
それをうまくサラリとかわしたいじゃないですか。
何か突破口を無理矢理見つけてね。
そうやって今までやってきたわけなんで。
だから、CCCDだったら出さないってのがイヤだから
「サウンド・オブ・ミュージック」はDVDを出してみたりとか。
申し訳ないけど今は実験をしているわけで・・・・・・。
でも今回はもめてますね。」
もめてるって事ですが、その脇の発売の案内に、
DVD-Audioの方もジャケットが出ているので、
多分、出る事になったのでしょう。
え、この記事のポイントはいくつかあると思います。
まず、民生氏がCCCDはイヤだとはっきりと表明したこと。
ちゃんと
せっかく良い音が撮れている→だけどCCCDでは音が悪くなる
→だからCCCDはイヤだ
と表明している。
これは画期的な事だと思います。
あと、民生さんのスタンスとしては、
「うまくサラリとかわす」なんですが、
そのスタンスとしてせいいっぱい誠実な対応をしているなって
思いました。
できるだけ良い音を届けられるように、
しかも(ファンと約束した通り)
CCCDがイヤ、とか聞けないって人のために、
他の形式でのリリースもする、という事を
ちゃんと全うしようとしている。
ただ、そのために色々と大変なようですね。
で、
前のシングルがCCCD発売になる際に、
民生さんのファンの方々は色々とレコード会社に働きかけた
って聞いています。
私、思うんですけど、
今こそファンの方々は、
レコード会社に掛け合った方が良いのではないかって。
民生さん一人に「闘わして」はいけないと思うんです。
ファンが後押ししないと。
前に書いたように、
アーチストがこうやってちゃんと泥をかぶるケースは
非常に稀なので、
応援したいと思います。