プロ野球、パリーグのプレーオフだとか、
阪神八木の
引退試合(美しい文章ですね)とか、
色々あった事で、
すっかり忘れちゃっていました。
明日、大学駅伝シーズンの幕開けを告げる
出雲駅伝だったんだって事!
しかし、
今年の大学長距離界については、
全然、フォローしていなかった事もあって
(オリンピックがあったしねー!)
今年の勢力図がイマイチ把握できてないのねー!
なんで、
慌てて情報を集めて、付け焼き刃で、
今年の見所をフォローします。
まず、
去年の駅伝の結果について。
出雲駅伝は、日大優勝。
2位:大東文化、3位:駒沢、4位:東海、5位:山梨学院
全日本駅伝は、東海優勝。
2位:大東文化、3位:山梨、4位:駒沢、5位;日体大
箱根は、駒沢圧勝。
2位:東海、3位:亜細亜、4位:法政、5位:順天堂
でした。
つまり、かなりの群雄割拠な状態だったのですが、
なんだかんだで駒沢強し、一番肝心な箱根で3連覇達成。
対抗できてたのは、東海だけ・・・
というのが去年の話。
今年については、
駒沢は、エース格の内田は抜けたものの、他の主力はごっそり残る。
東海は、エースは残るものの主力がかなり卒業。
ってのを、基本として頭において置きましょう。
その上で、今年の注目点を。
1)スーパールーキー
今年の新人たちは、スゴいです。
高校記録を塗り替えた、中央の上野は怪我だったそうで、
試合には出ていませんでしたが、
東海:伊達、日体大:北村、順天堂:松岡、あたりが、
インカレなどを席巻しました。
また、日大にアフリカ人留学生、サイモンが入学、
早速インカレで2位に食い込んでいます。
(ちなみに1位は流経大の留学生です。)
・・・名門日大にアフリカ人留学生ってのは、
個人的にはちょっとなぁって思いますが。
(ってのは、
現状の大学駅伝では、アフリカ人留学生って、
なんか「助っ人」って状態、なんですよー。
いや、キレイ事で反論する人は居るでしょうけど、
実質、そうなってる事は否定できないハズです。)
2)今年のエースは?
今年の大学長距離界の、エースと言えるのは、
誰なんでしょう?
王者駒沢は、去年はダントツの選手層を誇りながら、
エース不在に悩まされました。
大八木監督は今年の課題を「エースを育てる」としています。
その候補と言える選手は、
4年生の田中、塩川、3年生の佐藤。
田中は去年ずっと、エース区間で使われ続けましたが、
結果は芳しくありませんでした。
箱根では2区を外れ、4区で区間賞を獲得。
今年はエースに、との期待に答える事ができるか?
塩川は元々、安定した走りのできる選手ですが、
今年3月、熊日30Kレースで学生記録にあと少しと迫る快走を見せ、
エース候補に名乗りを上げました。
佐藤は箱根3区区間賞で、今年一番の成長株だそうです。
インカレハーフを制しています。
それ以外では、
対抗と目されている東海は、
エース中井が怪我、スーパールーキーの伊達も怪我だそうです。
ただし、
準エースの一井も力を付けています。
楽しみなのは、日体大。
去年の「スゴいルーキーカルテット」の中から、
保科、鷲見が大学長距離界のエースと言える存在まで成長。
ルーキーの北村も劣らぬ結果を出していて、
この3枚看板は他校の脅威でしょう。
後は、日大は、「助っ人」サイモン以外に、
岩井もエースと言える存在まで成長してきています。
それ以外の注目は、中央の高橋。
中央はスーパールーキーの上野も怪我から回復しているそうで、
今年は復活してきそうです。
という事を踏まえた上で、
各校のオーダーを参考に、
色々と予想してみましょう。
まず、注目は日大のサイモン。
他校も彼には警戒しているようで、
力を出し切れば、ちょっと力は抜けているかも。
元々、日大は去年のディフェンディングチャンピオンで、
距離の短く区間の少ない出雲は元々、
アンカーのエースにかかる比重が大きい駅伝です。
ここまでに大きな差がなければ、
去年のように日大がアンカーで優勝をかっさらっていく可能性は
大きいかもしれません。
逆に、他校とすれば、ここまでにいかに差をつけるか、がポイントでしょうか。
という事で、他の区間を見てみましょう。
日大は、距離のある1、3区に、岩井、下重と、
オーソドックスなオーダー。
2区に、去年、逆転のお膳立てをした蔭谷、と、
前半は堅いオーダーですね。
問題は、大学の駅伝ではイマイチな土橋、
未知数な阿久津の4、5区でしょうか。
あと、
「おぉっ」と思ったのは、
2区に結構、強いランナーが揃っているんですよ。
日体大:鷲見を初めとして、
神奈川:清水、大東:野宮、順大:村上、中央:家高
って事で、
ここにルーキーを出している駒沢は、
ここで付けるかが、ポイントになりそうです。
ただ、
例年、2区までではそれほどの差は付かなくて、
ポイントは3区、4区だったりします。
そこを見ると、
3区の注目は日体大北村。
実績ではこの中では駒沢の塩川なんですが、
去年、この区間で、日体大の保科がその塩川と激しく争い、
競り勝った事で、その後の成長に繋げたんですよね。
その再来なるか?
逆に、4区にスーパールーキー松岡が控える順天堂は、
今年の成長株:長谷川がどこまで対抗できるか?
(関カレ・ハーフでは、下重に競り勝っています。)
順天堂は、オーダー的には穴が無く、
密かに狙っていそうです。
って事で、
優勝は、日大が有力かな、
で、順天堂、駒沢、日体大がそれに続くと見ます。
(日体大は、4、5区が、駒沢は2区とアンカーが不安です。)
順天堂は、今井の最近のレース結果を知らないので、
ちょっと判断しかねているんですが、
そこまでについては、かなり強力なオーダーかなって。
面白いのは中央かな、上野が快走して前半主導権を握れれば、
4、5区を耐えきって高橋に託すってレースができるかも。
全く分からないのが亜細亜。
この大学に関しては予想を外しまくっているので、
予想しない事にします(笑)
・・・しっかし、まさか山下が外れるとはなぁ。
インカレとか、殆ど出てこないし、予想のしようがないよ。
生で見れないので、録画して見る事になるんですが、
とても楽しみです、
駅伝なんて何が面白いの?
って方は、
こちらを読んで頂ければ。
長いですが・・・