自分のブログに、手の内を見せるような事を
大々的に書くって事、
少々ためらっていました。
だけど、もう、書く事にします。
書いた方が、効果が大きそうだから。
まず、根本的な事を、書きましょう。
恐らく多くの人が、「合併阻止は、無理」って
考えているんじゃないでしょうか。
だけど、私は違います。
「合併阻止は、可能」って、本心から思っています。
もちろん、
正確な情勢分析をすれば、状況は厳しいです。
数字を挙げるのは、その数字の算出基準はないので、
意味がありませんから、しませんが、
厳しいのは間違いないでしょう。
だけど、可能性はゼロではない。
ならば、
可能性があるなら、その可能性を信じないと、
戦う前から負けてしまっていると思うんです。
だから、
「合併阻止は、可能」って事と、
「可能性がある限り、絶対に諦めない」って事は、
言い続けようと思います。
まず、その前提に立っているかどうか、が、
一番大きいんじゃないかって思う。
始めから諦めちゃってるからこそ、
当事者意識の欠けた、評論家的な物言いが、
できるんじゃ、ありませんか?
確かに動きは遅かったものの、
選手も動き出しました。
今までは、古田さん一人が、矢面に立っていましたけど、
(それで、当事者の両球団の選手が
何も言わない事にいらだっていましたね。)
やっと、
バファローズの選手も動き出しました。バファローズはこれまで、
何度も奇跡を見せてくれました。
だから、
今度はファンが選手達と一緒になって
「奇跡を起こす」番じゃ、ないですか?
まず、そういう気概を持つ。
ファンの本気度が高ければ高いほど、
「勝つ」可能性は高くなる。
それは、どんな勝負にだって、当てはまる鉄則です。
具体的な戦略
具体的な戦略ですが、
これは私の、現状での考えです。
当然、完璧なものではありません。
色んな人の色んな考え、アイデア、分析が合わさって、
もっと良い「戦略」が生まれてくれるだろうと思いますし、
また、
目指すところは同じでも、
異なる戦略で戦う人がいても良いと思います。
まずは、列挙。
・とりあえずの目標を「合併阻止」に絞る
1リーグ化反対、などは、まずは目的とはしません。
というのは、1リーグ化の是非と合併問題は、
切り離すのが可能だからです。
(このブログでも
すでに書いています)
ただ、拙速な1リーグ化はせず、十分な論議を重ねる事は、
主張しようと思いますが。
・巨人渡辺オーナーを敵に回さない
確かに、彼は野球界にとって害の大きい人だと思います。
だけど、
彼を敵に戦うには、野球界のシステム自体を変えない限り、
勝ち目はまず、ありません。
現在のシステムでは彼が最大の権力者なのは間違いないんですから。
(もちろん、システムを変えるための「戦い」も必要でしょうが、
それはもっと、長期戦の必要があります。
今回の「合併阻止」を、それに賭けてしまうのは、
あまりにリスクが大きすぎます。)
この点では、
ライブドア堀江社長は間違ってないんですね。
「渡辺オーナーとも会って話したい」って言ってるのは、
戦略的には間違ってない、と思います。
でも、
彼を敵に回さずに、どうやって「合併阻止」ができるのか?
ですよね。
私はできると思っています。
というのは、
彼は「巨人の事」しか考えていない、からです。
つまり、
彼は「巨人のコンテンツ価値」を上げる事しか
頭に無いんですから、
合併せずにプロ野球の規模を守り、
その上で(特に赤字)球団それぞれを改革して
裾野を広げていく方向の方が、
「巨人のコンテンツ価値」にも良いのだ
って事を、説得していければ、
「合併阻止・球団救済」を認めさせる事は、
不可能じゃないって思うんです。
(そして、
冷静に考えれば、共存共栄の方が
巨人のコンテンツだって上がるって事は、
近年の巨人戦の視聴率低下が如実に示していると思う。)
問題は、いかに彼のプライドを傷つけずに
それを説得していくかって事だけって、
私は思うんです。
(だから、鍵は、
渡辺オーナーと敵対していない人を、
いかに取り込んでいけるかって事だと思っています。
そういう人でないと、この「説得役」は務まらないし。)
・ライブドアの堀江社長叩きはペンディングする
別に、ライブドアのやり口について、
色々言うのをやめろって言うつもりはないんです。
言って良いって思いますよ。
そして、
彼らが変な動きを見せれば、すぐに批判すべきって思いますし。
ライブドアの「怪しさ」を指摘するのも、やめるべきではない。
そんなふうには、思っては、いるんですよ。
(だから、「ペンディング」って言い方にしていますし。)
だけど、それが過ぎると、
「合併反対運動」自体の機運を削いでしまうと思うんです。
関西アレ野球ニュースさんが
賢明にもすぐに気づいて下さったように、
(この柔軟さは素晴らしいと思います。
というか、私は言う前に気づいてらっしゃったそうですが。)
逆にこっちが「ライブドア参入表明を利用してやる」ってくらい、
戦略的な気持ちでいれば、良いと思うんです。
実際に、名前の挙げれる受け皿企業があるのとないのと、では、
「合併反対運動」への説得力も、全然違う訳ですし。
もし、ライブドアがいい加減な気持ちで参入表明していたとすれば、
私の態度こそが、最も厳しいって思いますよ。
だって、
現状で「どうせ本気じゃない」って批判されたって、
彼らは痛くも痒くもないでしょうから。
だけど、
「そうですか、じゃあ、
実際に買収できるようにしてあげましょう。
その代わり、言った事の責任は取って下さいよ」
って方が、
本気じゃなかった場合のダメージは測りきれないでしょう。
なんで、
ライブドアのおかしいトコとかは、
どんどん、指摘して良いと思います。
というか、して下さいね。
だけど、
叩く事自体が目的となってしまったり、
もっと言えば、
彼らに「逃げる口実」となるような事は、
できれば止めてほしいなぁって思います。
(どうせ歓迎されてないからやめます、みたいな。)
「逃がしてなるものか。
責任は取ってもらうからね」って気持ちですから(笑)
その辺が「ペンディング」って
微妙な表現にしている理由なんですが、
ご理解いただけます、でしょうか。
・とにかく当面の「叩く相手」は近鉄本社
近鉄本社は、今回の件については、
嘘や欺瞞、不誠実な態度を繰り返しています。
それを一つ一つ、訴えかけていく事は、
大事な事だと思います。
(例えば、あまり指摘されていない事に、
「ライブドアに株主代表訴訟を起こすと脅された」
って言った件がありますが、
ライブドアって近鉄の株、もってないそうです。
この嘘は、どうなる?)
追記・この件についての
ニュースソースです。
直接の交渉をしていないのだから、
こんなやりとり自体、ある訳ないんですけど。
後のTVで近い事を口走っていたという話も聞いたんですが
(確認のしようがないんですが、
具体的にはどんな事を言っていたんでしょうか。)
この件についての「近鉄の嘘」には無関係でしょう。
ソースは
関西アレ野球ニュースの渦さんに教えて頂きました。
ありがとうございます。
近鉄って、割とバッシングに弱いトコ、ありますから、
とにかく「狙い目」は近鉄本社。
材料も山ほどありますし、
当面はここに絞って、
なんとか「買収も検討」って方向に持っていかせる
(その時に、ライブドア以外にも
手を挙げたい企業があればどうぞってすれば良い)
ここに「運動」集中させるのが得策かと思います。
渡辺オーナーや他球団に対しては、
その後でも良いんじゃないかって思いますし。
また、同時に
オリックスの方にも働きかけて
「ウチとの交渉の信義うんぬんは、もう良いから」
って言わせるってのも、有効かもしれませんね。
「神戸から移転するなら合併は白紙」とか、
そうやってオリックス側から断らせる方向も、
考えて良いと思います。
・魅力的な経営プランも提案しよう
これは確かに、ファンの側がわざわざ用意してあげる
筋合いのものでは、ないんです、ホントは。
だけど、この際、そんな事は言ってられない、でしょう。
ファンの側からも、運営について、
色々な「提案」をしていって、良いと思うんです。
上手く行けば、
運営についても、ファンとも話し合える
「風通しの良い球団経営」ってのを、
(新しい経営母体と)築いていく事もできるかもしれませんし、
そういう「良い提案」ってものがあった方が、
より説得力を持って「合併阻止」って言えると思うんです。
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とりあえず、
大枠としての「戦略」は、こんなトコなんでございます、です。
あまり大したものじゃなくて申し訳ない、ですが、
この方向で、個々の「戦術」を考えていくってのは、どうでしょう。
もちろん、
戦略のレベルでも、もっと良い考えがあれば、
どんどんアイデアを出していけば良いと思います。
ただ、
私の今の考えでは、この「戦略」が、
一番「勝てる可能性の高い」方法じゃないかって、思うんです。
最後に。
この記事は
熱いぞ!大阪近鉄バファローズ!さんの
・
いい加減気づきましょ!に向けた記事、でもあります。
熱いバファローズファンにこそ、
この「戦略」を真剣に検討して欲しいんです。