アンガールズって広島ファンだったんですね。
めたかです。
(いや、ホントは
こっちを貼っておく方が普通でしょうけど・・・)
ホント、前々からずっとずっと
この問題については書かないとイケナイなって
思ってはいたんです。
手帳にはこの問題についてのポイントが
汚い字で色々と書かれていますし、
色々な野球ブログでこの問題を扱ってる記事に
「頭の整理」とか称して、色々とコメントさせて頂いたり
していました。
・
メジャー志願者多発に想うこと・
続・ジャイアンツ上原投手の移籍問題を考える??少し長めのコメント・レス他にも、カネシゲタカシ監督の以下の文章は
参考にしていました。
・
メジャーを志す選手に文句が言いたい。・
プロ野球を愛する者として、井川慶投手に真っ向から対立する。・
「日本野球だって決してメジャーに負けていない」〜川上憲伸殿。僕はこの感謝を一生忘れません。・
上原メジャー志願 「もう日本野球は、おる奴だけでがんばろうや」と思う僕・
上原のポスティング問題と、選手サイン入りカード・ヤフオク転売問題の本質は同じかもしれない。それで、
ここからは
「論点」を網羅するよりも、私がずっと考えていた事を
書いていこうと思います。
かなり独断の入った事を書いていきますので、
もっと「まとめ」的な事なら
カネシゲタカシ監督の下記記事を参考にして下さい。
・
上原メジャー騒動第1ラウンド終結。井川も上原もイチローも自分も、結局みんなこどもなのだろう。まず、ですねー、
監督を含め、この問題について色々と書いておられる方々の
ご意見をある種ひっくり返してしまうような事を
書いてしまいましょう。
(もちろん後で、引き戻すのですが・・・)
私は、この問題について、
ファンの立場から選手に対して「理を説く」のは
ちょっと違うのではないか、と思っているのです。
確かに、井川選手も上原選手も、
客観的に言えば「我がまま」だと私も思う。
だけど、
ファンの立場から、選手にそうやって「説教」するのって、
違うのではないかなって思うのです。
(もっと言えば、
球団の人間は、言うべきだとは思いますけども、
「メディアを使って」言うべきじゃ、ないですよね。
・・・星野SDに対して言ってるのですよ。)
ファンが選手に対して言える事は、
「説教」とかではなく、泣き落としなんじゃないかって、
私は思っているのです。
そんなね、
ファンって、選手に対して「こうすべきだ」なんて
言える立場なんかじゃないって。
でも、
「行かないでくれ」って事は
そういう感情は、ぶつけても良いと思うんですね。
ファンが選手に対して出来る事って、
結局は、それだけじゃないのでしょうか。
でも、
この問題って、そんな簡単に割り切れる問題じゃぁ、
ないんですよね・・・
この問題が「難しい」のは
単にこの問題・選手のメジャー希望ってだけの問題じゃ
ないからだと思うんです。
そうではなく、日本のプロ野球全体の問題と
深く深く、関わっているから、ではないでしょうか。
その「日本のプロ野球全体の問題」って
去年の合併騒動でイヤでも突きつけられた訳で、
色々、ホント色々と考えさせられました。
きっと、選手の方々も、色々と考えたと思いますし、
「プロ野球の未来」のために、ストもし、
それを私たちファンも支持するって事がありましたよね。
ただ。
合併騒動や、その根底にある「プロ球団の経営問題」の陰には
「日本のプロ野球が
メジャーの下部組織にされてしまうかもしれない」
という危機があると思う。
いや、実際にされつつあるんですよね、
選手の流出という事も、その1つですし、
「市場」としても、かなり食われてきています。
(実際、パリーグよりヤンキースの試合の方が
テレビ放映が多かったりしますし・・・)
このままだと、日本のプロ野球がどんどんやせ細っていって
本当に「1リーグ、8チーム」とかでやらないと
いけなくなってしまうかもしれない、
ある程度、真面目に、この問題を考えた事のある人なら、
この危惧は決して冗談ではないとは思う。
(もちろん、
「メジャーの下部」でも良いから、ローカルリーグとして
生き残りの道を探るべきだって考え方も、
あると思います。
その是非についてはココでは問わず、先に進めますね。)
だから、
メジャー行きを希望する選手に対して、
「裏切り者」みたいな感情を持ってしまうのは、
こういう背景事情があるのではないでしょうか?
去年、日本の野球を良くするために、どうすれば良いか、を
いっぱい考えたんじゃないのって。
ファンと選手たち、一緒になって
闘ったんじゃないのって。
それは、なんだったの?
そう、思ってしまうのです。
いや、こんな「評論家ふうの言い方」ではなく、
もっとファンとしての生理に正直に言葉を吐きましょう。
野球ファンとして、
井川選手・上原選手の流出や、その件の言動について
どうしても認められないのは、次の1点なんです。
それは
「NPBよりメジャーが上のレベルのリーグである」という事。
この事を受け入れたとすれば、
彼らの「挑戦」を、心から応援できると思う。
もちろん、寂しい気持ちはありますよ、
でも、
好きな選手の「夢」を応援したいって気持ちもありますし、
だから、
最終的には「応援しよう」って気持ちになれるって思う。
だけど、
「日本のプロ野球よりメジャーリーグのレベルが上」って
認められないから、
認めたくないから、
だから、彼らの「挑戦」を支持できないんです。
支持してしまったなら、
「メジャーが上」って認めてしまう事になるから・・・
(この辺が、
サッカーの事情との違いだと思いますよ。)
これを認めてしまったのなら、
先の
「日本のプロ野球が
メジャーの下部組織にされてしまうかもしれない」
という危機が現実になってしまうって事も、思うんです。
そして、
実際に今なら、メジャーには負けてないって思いますよ。
その事は、これまでに実際にメジャーに行った選手たちが
示してくれたって思います。
今までにメジャーに行った選手は、日本のプロ野球のレベルが
メジャーに決して劣ってはいない、という事を示すために、
そういう気概で海を渡ったって思っています。
少なくとも私は、そういう気持ちで見送ってきました。
だから、
これからメジャーに行こうという選手自身が
「メジャーがレベルが上」と言ってしまっているのは、
とても辛いのです。
(清原選手が上原選手に
「メジャーへ行って『たいしたことなかった』
と言って帰ってきてほしい」
と
エールを送っていたのは、
きっと私と同じ気持ちなんだって思う。)
ただし。
私は「日本のプロ野球のレベルはメジャーに負けていない」
って何度も言っています、けども、
それは「選手のプレーのレベル」の話であって、
それ以外の点については、まだまだ
メジャーに見習うべき事が多いって思っています。
というか、「それ以外の点」については
まだまだ、日本のプロ野球は「メジャーリーグの下」
なんですよね。
はっきり言って、ぼろ負けでしょう。
選手が気持ちよくプレーするための、
設備も、制度も、環境も、メジャーに劣っている訳で。
例えば
近鉄OB村田辰美さんは、
メジャー移籍希望の件について、こういう指摘をしているんです。
・
1月22日メジャーへなぜ急ぐか?つまり、NPBとメジャーとでは、
選手の年金制度が格段に異なっているそうで、
それもメジャー流出の一因になっているのではって事ですね。
だから、
メジャーを希望する選手に「行くな」と言う事は、
こういう「制度や環境で遅れた球界に居ろ」と言う事なんだ
って事は、認識しておかないとイケナイのではって
私、思うんです。
そして、
こういう「日本の球界の悪い所」を改善していこうって
その事にファンも最大限協力していくぞって事も
セットで言わないと、説得力がないのではないかって
私、思うんです。
そうじゃないと、なんかフェアじゃないって。
だから、
私の意見をまとめると、次にようになります。
・メジャーを希望する選手をファンが引き止めるのは
感情論であり、言ってみれば「泣き落とし」しかない
・そして、その上で、今の日本の野球界を改革する
という夢とセットに語らないとイケナイ
で、
そう考えると、結構、高いハードルだなぁって思うんですよ。
だって、
相変わらず山積みの問題については、
残念ながら、あまり改善の兆しが見えていません。
だいたい、
最高責任者が全くやる気を持っておらず、
それなのに、その座に居座り続けています。
そのため、
改革のための「全体のグランドデザイン」が存在せず
全ての「改革」が小手先になってしまっていますし、
各者の利害が異なる事項を調整する手段もありません。
そして、
ファンは、その話し合いの埒外に置かれてしまっていて、
何もする事ができないでいます。
でもね・・・
ファンがここまで必死に、プロ野球の改革を考え望んだ事は
未だかつてなかったって思うんです。
今まで私たちは、ここまで真剣に
プロ野球の問題を、そして野球界の問題を
考えてこなかったって思うんです。
でも、
去年の合併騒動で、知ってしまったんですね、
このままでは、自分の応援しているチームが突然消え去る
みたいな「悲しい事」が、起きてしまいかねないって事を。
だから、
もう、ファンにとっては、こういう問題を真剣に考えないでは
いられないって思うんです。
そうじゃないと、
自分の大好きなものを、守れないかもしれないから・・・
そんなふうに思ってるだけで、大きな一歩なんですよ。
だって、
これまでファンは(一部の例外を除き)何も出来なかった
それは
何もできなかったのではなく、しなかった、んですよね?
でも今は、したいって思っている。
(だから、
この企画にこれだけの人が集まってくるんだって思う。
これはやっぱり、去年の騒動があったから、でしょう!)
それに、
私たちにはお手本も、あるんですよね。
もちろん、アメリカのメジャーリーグも良きお手本です。
でも、それだけでなく、
日本には「Jリーグ」という「お手本」だってある。
特に「ファンのあり方」という点なら、
Jリーグの方が、より参考になるって思うんです。
(もちろん、全てを真似しようって事じゃないんですよ。
だけど、参考になる事は、
いっぱいいっぱい、あると思う。)
確かに、メジャーの文化は素晴らしいと思う。
でも、
その「素晴らしさ」は、日本に生まれ育った私にとって
ジャストなモノではないなぁって事もあるんです。
例えば、
マネーボールは面白いとは思うけど、
でも、私の心を揺さぶるのは
樽募金の話の方なんです。
「金持ちにのし上がって球団を持つ」という
アメリカンドリームな話より、
市民球団広島の話の方が、好き!
そういう「日本人である私」の価値観にあった
「日本人である私にとっての野球界」になって欲しいし、
その為に、やれる事はやりたいって思う。
メジャーやサッカーの良い点を真似ながら、
素晴らしい野球界を作ろうという「夢」を
模索していきたいって・・・
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私には夢がある。
ジョージアの赤色の丘の上で、
かつての奴隷の子孫とかつての奴隷を所有した者の子孫が
同胞として同じテーブルにつく日が来るという夢が。
表題に使ったのは、
アメリカ黒人公民権運動の指導者
マーチン・ルーサー・キング牧師の演説の一節です。
この一節になぞらえて、
井川選手・上原選手へのメッセージを書きたいと思います。
私には夢がある。
日本の野球界を、世界一の素晴らしいものにしたい、
という夢が。
私には夢がある。
その野球を通して、色々な人と笑い合える
そんな野球界にしたい、という夢が。
私には夢がある。
井川選手も上原選手も、
同じ夢を共有してもらえないでしょうか?
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この文章は、井川選手と上原選手にメールしたいと思います。
あと、
関係ありませんが、古田選手にもトラックバックします。
この企画の事とか、色々知ってもらいたいですし。
最後に、関係ありませんが、
上原選手の胸に一番突き刺さるだろうと思うのは、
次のぼらさんのツッコミ記事です。
・
なめるな上原これはすっかり盲点でした(笑)
根来コミッショナーの後任を推薦しようキャンペーン!に
あの人物を挙げるとか、
発想が面白いですね。