・ソニーBMGの最近のCDを
パソコンで再生してはいけません!
・ソニーBMGのCDに組み込まれた
コピーガードのソフトが
悪質なウィルスのような事をする
セキュリティ上の問題もある
・アンインストールも大変らしい
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スミマセン、今日はこの記事の更新に集中します。
それだけ、重要な問題だと思いましたので。
まだ報道が、PCニュース系のものに限られてるので
知らない人も多いかと思いますし
なんで、緊急に。
実は、昨日、時間があると書こうと思ってたのは
全く別の事なんですが
もっと緊急に取り上げないとイケナイ事は
出てきてしまいました。
(こうして、また1つ、保留の記事が
増える事になる・・・)
ニュース自体は、前々から知ってはいたのですが
「問題点」をさっぱり、理解できていませんでした。
だけど
今日のネットウォッチで、やっと
その「問題点」が理解できて
これは緊急に取り上げないとイケナイ事だ!
と思った訳です。
先に、緊急に知らせるべき事を書きます。
ソニーBMGの最近のCDを
パソコンで再生してはいけません!
事情は後で、
細かな点をはしょってなるべく簡単に書きます。
とにかく
XCPというコピーガード技術を使っているCDは
PCで再生しない事です。
(今年の春からで、輸入盤のみ、みたいですが
日本版はどうなのか、については
ソニーがちゃんとした情報を出すまでは
気をつけた用が良いかもしれません。)
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話は、CCCDまで遡ります。
CCCDについて詳しく知らないって方は
少し長いですが、昔のほぼ日の記事を読んで下さい。
・CCCDを知っていますか?
それで
CCCDについては、特にネットを良く使っている
音楽ファンの反発が大きかった事もあって
最近、エイベックスが徹底を表明し
ソニーが「普通のCD」で再リリースする
なんてニュースも出た事で
何となく「収束」って感が漂っては居た
んですけども・・・
ただし
ソニー、東芝EMIといった企業が
名前を変えた新たな「CCCD」を出してる
というニュースはあったんですよね。
(私、取り上げてなかったな、コレ。
迂闊だった。
あんまりちゃんとチェックしてなかったもんでね)
その技術の1つである
XCPというのが、実はとんでもないものだった
という話だそうです。
(XCPの導入についての記事はこちらですが、
この方のエントリによると
今年の3月から採用してるって話のようで。)
これが、どういう問題なのか、ですが。
以下に、色々な記事を紹介していくつもりですので
そちらを読んで正確な話を知って欲しいんですが
「そんな時間はないよぉ」って方のために
話を単純化して書きます。
(正確な話は、色々な記事で確認して下さい。)
このCDに組み込まれている
「コピーガードソフト」は
PCのシステムに入り込んで書き換え
自分の存在を見えないようにする
悪質なウィルスのような事をするそうです。
このため
この「ソフト」と同じ名前を持つウィルスを作れば
検出できなくなっちゃう訳ですね。
これは無茶苦茶、危ない訳ですよ。
だって、
ウィルス駆除ソフトなどで検出できない訳ですから。
しかも、タチの悪い事に
このソフト、アンインストールできないらしく
しかも、削除しようとすると
システムを壊してしまうらしいんです。
(実は、後でアンインストールのツールは
出たみたいですが、それも問題があったようで。)
(この隠蔽の技術を「rootkit」と言うそうです。
最近、ソニー・rootkitと付いた記事を
多く見かけると思うんですが、
それは、この記事の話です。)
この話題に関しては
Hotwiredが熱心に取り上げています。
熱心に取り上げるあまり
「ソニー不買運動」まで提唱してるくらい(笑)
でも、それくらいの話じゃないかって思います。
・ワイアード・コラムニスト「ソニー製品ボイコットを」(上)
・ワイアード・コラムニスト「ソニー製品ボイコットを」(下)
問題点については、こちらを
・ソニーの音楽CDに「トロイの木馬」――真の問題点は何か
んで、単にウィルス悪用の危険性ってだけじゃなく
実際に悪用したウィルスも出てきたそうですね。
これ以上の技術情報は、
@ITがさすがに詳しいですね。
(でもこれは、専門家向けですねー。)
・ソニーが音楽CDに組み込んだ“Rootkit”とは何者か?
CNET JAPANの記事は
アンインストール・ツールの危険性も解説してます。
他社のアンインストールツールの情報は
2つ目の記事にあります。
・ソニーBMG、「rootkit」CDのリコール発表--別のセキュリティ問題も発覚
・ソニーBMG製CDの「rootkit」、ウイルス対策企業が検出ツールをリリース
あと、こちらの方のエントリで紹介してる
記事を見ると
アンインストール用のフォームには、
CDのアーティスト名、アルバムタイトル、
購入店の名前とメールアドレスを
記入しなければならないようになっている
らしいですね。
それも、なんだかなぁ。
ソニーの重役はこんな発言をしてるらしいし。
とにかく
CCCDでも酷い話だって思ったけど
これはそれ以上ですねー。
「著作権」を守るためなら、ここまでするか?
って話で・・・
なんでこんな事をしたかってのは
先に紹介した記事中にこんな記述がありました。
(この情報源はこちらの方のエントリです。)
Computer Associatesによると、
ソニーのソフトウェアは、
インストールされると自身を
デフォルトのメディアプレーヤにしてしまい、
ユーザーのインターネットアドレスを通知し、
そのコンピュータ上で
再生されているCDを特定する。
さらに、意図的かどうかは不明だが、
そのコンピュータでは、
コピープロテクトされていないCDを
「リッピング」する場合、
きれいな音質でMP3化できなくなってしまう
ようだと、同社は語っている。
こういうセコい事をするために
「自分の存在を隠そう」としたんじゃないか
という疑惑ですね。
とりあえず、さすがに疲れたので
この辺にしますが・・・
(あとは、ライセンスの問題とか
特に「こういう事を周知させていたか」
の問題、ですね。)
もうCDは買えないって時代に
なっちゃったなぁと言う感想に同意。
お金持ちになって
アナログ環境を揃えるってのを
人生の目標にしよっかなぁ・・・
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